連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月24日火曜日

梅ちゃん先生 第20回 あらすじと感想(4月24日放送)


第20回『ヒポクラテスの乙女たち』あらすじ

>医専での新しい体験の一つにドイツ語の授業があります。
>医学を勉強する上でドイツ語は必須だったのです。
ドイツ語の授業が梅子達は中庭でドイツ語の復習をしていた。
「あら園田さんがいないわ…」
雪子が口にすると園田が廊下を歩いていく姿が見えた。
「せっかく班になったのに…これじゃ班の意味がないじゃない」
ため息をつく雪子に弥生が言った。
「いいんじゃないの?…あなた、寂しい子供時代だったの?」
「・・・どういう意味かしら?」
弥生と雪子のにらみ合う姿をみて梅子と瀬川典子は困惑するのだった。
>学業だけ無く人間関係も前途多難です。

「あなた達、新入生?」三人組の制服を着た上級生が梅子達に話しかけてきた。
「はい、そうです」梅子達は勢いよく立ち上がると緊張した表情になった。
「ドイツ語ね、みんな苦労するの、扇田先生厳しいものね…そうだ!先生を驚かせる事を教えてあげましょうか?『MINE  DUMMER ALTE』」
「ドイツ語で我が尊敬する先生という意味よ」
上級生は授業が始まる前に言うと扇田先生が喜ぶと伝え去って行った。
「いい人達ね・・・」
雪子は上級生をうっとり見ながら彼女達が着用していた制服について確認し始めた。
「皆、ちゃんと制服は申し込んだわよね?」
「はいはい。申し込んだわよ。制服制服ってうるさいんだから…
弥生が面倒くさそうに雪子に応えた。
>梅子は制服を作るつもりが無い事をみんなに言いそびれていました。

雪子は上級生から教わった単語を授業前に班の皆で言おうと提案した。
雪子「この班の存在感を示すいい機会よ!」
弥生「存在感を示してどうするの…?」
雪子「どうして貴女はいちいちいちゃもんをつけるの?」
弥生「私はやらないから!ばかばかしい」
雪子「私達はやるわよね!?」
梅子は雪子にそう言われると断れなかった。

『MINE  DUMMER ALTE!!』
授業が始まると雪子、梅子、典子が言うが扇田顔が一気に不機嫌になった。
「…わしはそんなに年寄りではない!くそジジイという意味だ!分かっていってるのかね?」戸惑う雪子達をよそにクラス中から失笑した。
「すみません!知らなかったんです!」雪子が扇田に謝った。
「毎年高齢の先輩のいたずらだ・・・くそじじいと言った事より自分で調べもしないで人の言う事を鵜呑みにすることが問題だ!」
扇田は机を持っていた指し棒で思いっきり叩いた。

授業が終わると雪子はふくれていた。
「先生の言う通りバカ正直な私達が悪いのよ」梅子が雪子に慰めの言葉をかける。
すると横に座っていた弥生がノートを見ながら言った。
「私は怪しい気がしたわ…どうなるか見てみたかったの」
「嫌な人!下村さんも瀬川さんもどうして先輩の話にすぐ乗ってしまうよ!」
「そんな事いわれても…」
梅子と典子は雪子の八つ当たりに参ってしまう。

>松子は中堅商社の事務員として働き始めていました。
「下村さん、この伝票どうして駄目なの?」
男性社員が松子に伝票を見せた。
「・・・担当者の判子がありません」
松子が応えるが男性社員は融通利かせて欲しいと懇願した。
すると真田という男性社員が他の部署の同姓の判子を借りればいいと助言した。
「堅苦しく考えていると疲れるだけだぞ?楽に行こう!」
「それでは規律が…」
「ほ~う。君は、これまで優等生で通して来たんだろ?もっと怒らないと可愛くないな」
「仕事に感情は持ち込みたくありませんので」
松子は笑顔で軽く会釈すると席に戻ろうとしたが筆立てを倒してしまう。
「…やっぱり怒ってるだろ?」
「怒ってません!失礼しました」
松子は倒した筆立てを片付けると席に戻った。

― 夕方、帰宅した梅子は自宅でノートを清書していた。
「大変ね」正枝が花を勉強している梅子に渡した。
「ありがとう!勉強も大変なんだけど同じの班の人がけんかしてしまって…」
「最初は色んな事があるわよ」
すると松子が会社から帰宅し、外にいる芳子の手伝いをしに行った。
「・・・松子姉さんは会社に行っても疲れた顔しないで凄いな」
梅子は松子の様子を見てぼそりと呟いた。
「最初の場所で何の苦労もないなんて無いと思うよ。強がってるだけかもよ?」
正枝は花瓶に花をさしながら梅子に言った。
「苦労したり悩んだりするのは当然…ところで梅子、学校の制服はいつできるの?」
「え?・・・制服ってすごく高いの!だからいいの!」
梅子は制服の申し込み用紙を正枝に見せた。
「必ず着なきゃいけないものじゃないからお父さんとお母さんに、これ以上お金で苦労かけたくないの。だから黙ってて」
「そう、わかった」正枝は笑顔で返事をした。

その時、父・建造が帰ってきたので梅子は慌てて申し込み用紙を隠した。
しかし松子とぶつかってしまい申し込み用紙がばれてしまう。
「制服申込書?・・・やだ!これ明日までじゃない」
松子はすぐさま芳子に用紙を手渡した。
「でもそれは必ず必要なもんじゃなくて…」
梅子が必死に説明しようとするが芳子は構わず建造に紙を渡した。
「よし!早く言わないとお母さんが困るだろ?」
建造は紙を確認すると梅子に注意した。
>建造も芳子も梅子の制服にお金を出す事に何のためらいもない様子でした
「お父さん、お母さん…ありがとう!私!勉強頑張るから!!」
梅子は涙目になり両手をついて頭を下げると再び机に向かった。
「変な奴だ…」
勉強する後姿を見て建造が小さくぼやいた。

>制服は出来たものの梅子達の班がまとまったわけではありませんでした。
― ある日、授業終わり弥生と雪子のケンカに梅子が困っていると上級生(香織達)が教室に入ってきた。
香織達は横須賀の海軍の倉庫に備蓄されていた医薬品や医療器具が発見され、明日から無償で希望する学校などに配られると説明した。
「誰か行ってくれる人はいないかしら?」
しかし一年生は満員電車で遠い横須賀まで行く事に気が進まず誰も手を挙げない。
すると梅子が勢いよく立ち上がった。
「行きます!・・・私達C班の5人がいきます!」
周りに座っていた弥生達は梅子の言動に驚いた。
「あなた達ね…立派だわ!」香織が満足そうに拍手をすると他の生徒達もそれに習った。
>みんなで行けば班の結束を固める事ができるかもしれない
>梅子はそう思って名乗りをあげたのでした。

『梅ちゃん先生』第20話の感想とレビュー

いきなり、あっさり制服購入。
当たり前のように購入することを口にする建造と芳子もカッコよかったし、涙目で感謝し勉強に励もうとする梅子もよかったけど・・・個人的には必要ないなら買わない選択をしても良かったかなと思います。
梅子は雪子と違って制服に憧れとか持ってなさそうだったし、別に群れたい訳でもなさそうでしたし・・・。

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