連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月7日土曜日

梅ちゃん先生あらすじと感想(4月7日放送)

第6回『あたらしい朝が来た』あらすじ

梅子は苦しそうにしているヒロシの頭に手を置いた。
「凄い熱よ…!?」
「俺、隣泥棒した奴追いかけた…でも逃げられて道に迷って…饅頭が落ちてて…」
「食べたの!?」
「そしたらこのザマだ…腹は痛いわ吐き気はするわ…」
梅子はヒロシをオンブして急いで家に戻ろうと走り出した。
途中転んでしまうが『こら!また梅村梅子か!』監督官にし枯れられたことを思い返し、再び立ち上がって家に急ぐのだった。

梅子が家に着くと建造がいきなり大声をあげた。
「梅子!!お前はどうしてそう!」
「お願い!ヒドい熱なの!」梅子は父に懇願する。
とりあえずヒロシを家に入れ、布団に寝かせた。
「落ちてたお饅頭食べたんだって!熱がひどいの!お腹が痛くて吐き気がするんだって!」
「食中毒だな…道具と薬が必要だ。うちから一番近いのは蓮沼町の横田医院か…」
建造が難しい顔で独りごとのように呟いた。
「あそこは半里はありますよ!?」芳子が驚く。
梅子が行こうとした時、梅子を探しに走り回っていた幼馴染の信郎が戻ってくる。
「悪いが使いをたのまれてくれないか?」
建造は信郎に必要な物を記した手書きのメモを渡し、横田医院まで走らせた。
そして建造は続いて芳子と梅子に治療のために必要な準備させる。
「梅子、肩を揺すって名前を呼んでやれ」
建造は治療の準備中に梅子に指示を出した。
「ヒロシ君!」
「梅ちゃん…」梅子の呼びかけにヒロシが気がついた。
ヒロシが弱弱しい声で話し始めた。
「…父ちゃんと母ちゃんが死んでから初めてだ…こんな親切にしてもらったのは」
「ここは痛いか?」建造はヒロシの腹を少し手で押した。
「…でも、もういいよ…俺なんか生きてても人に迷惑かけるばかりもうこのまま…」
「ダメ!生きるのよ!!」梅子は必死な形相でヒロシに向かって叫んだ。
「けど…生きててもいいことなんか…」
「ううん!きっといいことある!!
頑張ってれば神様がきっとご褒美をくれる!!だから生きて!!」
「うちのお母さんのおはぎ、美味しいよ?食べると甘くて幸せな気持ちになるの…」
「そうか」
ヒロシは笑顔を見せるが次の瞬間気を失ってしまう。
「ヒロシ君?ヒロシ君!ヒロシ君!」梅子が必死にヒロシに呼びかける。
するとその時、薬や道具を借りに行っていた信郎が戻ってきた。
「よし!梅子手伝え!道具を消毒する!」
その後、停電などが起こる中、建造達は必死にヒロシの治療に当たった。
梅子は、ヒロシの治療を行う建造の姿に釘付けになった。

翌朝、ヒロシの顔色は良くなっていた。
「これで当面は大丈夫だ…」
建造はそう言うと家の外へ出ていった。梅子も安心し、父の後を追った。
「お父さん、ホントにありがとう!お父さんて凄いのね」
「医者が病人を治療するのは当たり前だ」
建造は井戸の水で顔を洗いながら応えた。
「人の命を助けるのが当たり前だなんてやっぱりお医者さんて凄い」
「医者の力より凄い物がある…」梅子の顔を見て建造は笑顔を見せた。
「何?」
「…母さんのおはぎは確かに美味い。早く皆で食えるようになるといいな」
>梅子はこの日、医者として働く父を初めて見ました
>医者という仕事のすばらしさを梅子は初めて実感したのです

― 数日後、隣の安岡幸吉がリアカーで安岡家に機械を運んでいた。。
「信郎!機械、手に入れたぞ!安岡製作所、再建するぞ!」
「はあ?こんなぼろい機械」信郎は鼻で笑った。
「馬鹿野郎!ボロでもないよりマシだ!明日からやるぞ!」

― 梅子と白いシャツと短パンを履いたヒロシが梅子の家から出てきた。
「じゃあ!世話になったな!」
「水戸の親戚のおじさんの所、我慢できそう?」
「助けてもらった命だ。多少の事は我慢する!」
「元気でがんばってね!」
「水戸に行ったら梅ちゃんと会えないな…おはぎ食いたかったけど…」
「でも…きっと、もっといいことがあるよ!」
「ま、信じて頑張る事にするよ!…じゃあな!治してくれてありがとう!」
ヒロシが走り出した。
「治したのは私じゃない!」
「ううん!梅ちゃんだ!梅ちゃんが直してくれた!さよなら!梅ちゃん先生!」
ヒロシは笑顔で梅子に向かって手を振ると走って行ってしまう。

>生きるんだ。生きていればきっといいことがある
>あれは自分に向かって言っていたのかもしれない
>梅子はそんな気がしました。


【『梅ちゃん先生』第6話の感想とレビュー】

今週、大活躍したヒロシ君、早くも今日で梅ちゃん先生とお別れです。
梅ちゃん先生、開始一週目にして最も成長を見せた登場人物(笑)
しかも梅子のあだ名を「梅ちゃん先生」と命名までするとは、確かになかなかのキーマンです。恐らく、数年後とかに水戸から出てくるのではないでしょうか?
そういえば、ヒロシをドロボー扱いしていた古物屋の主人はどうなったのでしょうかね?
とりあえず、梅ちゃん先生と別れたヒロシは市場にある古物屋の主人の所へ行き、自分が見た真犯人の特徴を教えてから水戸へ旅立ったと脳内で補完する事にします。
加えて、蒲田から水戸までの旅費は靴磨きで稼いだお金で行ったと理解しました。
いや、下村家が出したのかな?お金持ちという設定だったし。
さて、来週、いよいよ梅子が医者を志すキッカケ?があるようです。
なんか結婚話(もう!?)も予告で流れていましたし、楽しみです。

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