連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月10日火曜日

梅ちゃん先生あらすじと感想(4月10日放送)

第8回『かがやく未来』あらすじ

庭の小さな畑の世話をしている梅子の元にヒロシからの郵便が届く
梅子は受け取った葉書を嬉しそうに読んだ。
『梅ちゃん元気ですか。僕は水戸のおじさんの所でお世話になっています。
凄く怒られたけど、一生懸命働くと行って許してもらいました。新聞配達もはじめて頑張っています。いつかまた会いたいです。梅ちゃんも勉強頑張ってください』
「うわ!もう何よ!」
梅子は葉書を覗き込んでいた信郎に気がついた。
「男かよ?(笑)」
「男よ…ヒロシ君。おじさんのとこで頑張ってるみたい。新聞配達始めたんだって」
「へぇ~俺はそんな早起きごめんだな!」素直な感想を信郎が言った。
「こんな年下が頑張ってるのに少しは働いたら~?」
「うるせえ!」信郎はつまらなそうに去っていった。

>食料の配給は遅配・欠配が続くようになり
>食料事情はますます厳しいものになっていました。
正枝はタンスから着物を取り出して芳子に売ろうと提案する。
「こういう日の為に残しておいたのよ…」
「田舎に向かい汽車が買い出し列車て呼ばれて大変な混雑だそうね」松子が言った。
すると竹夫が自分が買いだしに行くと言い出す。
「…ただ買い出しは本来、食管法に違反ですよね?」
竹夫は厳しい父・建造の事が気がかりになっていた。
「良い顔はしないでしょうでね~そう言う事にこだわる人だから」
そう難しい顔をする芳子に正枝はすまし顔で言った。
「あの人だってお腹は空くんだしブツブツ言っても認めるしかないんですよ」
話がまとまりそうになった時、梅子は自分も同行すると言い出す。
「梅子がいたって足手まといになるだけだ!」竹夫が嫌な顔をした。
「一人で荷物持てるの?もしリュック一つに入らないくらいの荷物になったら?」
「大丈夫でしょ?竹夫が一緒だったら」
「わかりました。…面倒かけるなよ!」竹夫が梅子を睨んだ。
>ヒロシに負けないように少しでも家族の為に役に立とうとする梅子でした。

早朝、竹夫と梅子は家をリュックを背負って出て行くと続いて建造が家から出て来た。
竹夫と梅子を見送っていた松子と芳子は建造に驚いた。
「あ、今日も病院ですか?」
「ああ、気になる患者がいて…そうだ!松本の病院の院長にならないかという話が来ている。東京より食料事情はずっとマシだろう。すこし考えてみる」
「はい!」建造の話の内容に芳子は嬉しくなった。

― 梅子と竹夫が乗る汽車は大混雑だった。揉みくちゃにされながら、2人はどうにか乗り込むことができたが列車の中も大混雑で座ることも出来なかった。
「どうした?気持ち悪いのか?」
顔色が優れない梅子に竹夫が尋ねるが梅子は何も答えない。
「…もしかして便所でも行きたいのか?」
「…」
「なんで駅で行っておかないんだ!」
「竹夫兄さんがどんどんいっちゃうから~!」
「だから梅子を連れて来るのは嫌だって言ったんだ!…だいたい家族で出かけた時にお前は必ずやらかすんだ。ほら夏休みに箱根に行った時だってお前が迷子になって大騒ぎになったんだ!さんざん探して警察にまで届けてどこにいたかと思えば気に上って降りられなくて泣いてじゃないか!」
竹夫が話す梅子のエピソードに周りの乗車客が大爆笑した。
「何年前の話よ!」

列車から降りた梅子はスタスタと竹夫より早歩きで前を歩いて行く。
「人混みであんなこと言わなくたっていいでしょ!」
「ハハハハ!そんなことで怒ってるのか?お前も一応乙女なんだな(笑)」
「一応って何よ!もう知らない!!!」

― 梅子と竹夫は農家を訪ね、食べ物と着物を交換してくれるように頼んだ。
「着物ばっかり貰ってもよ~」
農家の女性は家の中が着物だらけになっているほうを顎でさした。
「お願いします!」竹夫は頭を下げた。
「…東京もんは田舎モンをバカにしてたっぺ?食い物に困ると急にペコペコだっぺ!」
「僕たちは別に東京の代表という訳ではありません!」
「口答えする気かよ!じゃ!やんねえー!!!」
農家の女性がキレたので仕方なく竹夫達は他を当たることにした。

― 梅子は農家の子供達に草で動物を作って一緒に遊んでいた。
「いつ帰って来るかわかんないよ。別の所いくぞ!」
竹夫がしびれを切らして立ち上がると子供達の母親が帰ってきた。
「作ってもらった!つくってもらった!」
子供達は梅子が作った模型を楽しそうに見せた。
出荷してきたばっかりだったが子供達が世話になった事を見て、分けてあげられるものが何かしらあると二人を家に招くのだった。

― ムッとしながら早歩きで歩いていた竹夫に梅子が後ろから声をかけた。
「野菜貰って良かったね!」
「なんで俺は全然だめでお前は子供遊んでいるだけであんなに簡単に…!」
「たまたまでしょう?」
「ああ、たまたまだ!自分が勝ったみたいにおもうなよ!」

2人は河原に腰を下ろし、休憩することにした。
「…洋造叔父さんなら適当にうまい事いって簡単に交渉まとめるんだろうな~右から左に物を動かすだけでバカみたいに儲かるなんて…何もつくりだすわけでもないのに…」
水筒を飲み終えた竹夫は、遠い目をしながら陽造についての感想を述べた。
「でも竹夫兄さんはお医者さんになるんでしょ?」
「…ああ」
「あ、昨日ね、ヒロシ君から手紙が来たの!元気で頑張ってるみたい。もしあのとき、お父さんが助けてくれなかったら…お医者さんって素敵なお仕事だと思うわ。それを目指して勉強してるって凄い事だと思う」
「わかったようなことを言うな…別に医者がくだらないなんて言ってる訳じゃない。
ただ俺は恵まれた環境でぬくぬくと育って来た世間知らずなんだ。医者になるにしてもこのままでいいのかということだ…」

― その頃、東京では松本中央病院の院長になる話を『抱えている患者と学生、そして医者を目指す長男の大事な時期に東京に一人残すわけにはいかない』という理由で辞退していた。

― 夕食、下村家の夕食に野菜のおかずが並んでいた。
「これでしばらくは食べ物の心配はいらないわね」正枝が嬉しそうに言った。
「竹夫、ご苦労様でした」芳子が竹夫だけに言った。
「梅子はどうだったの?足手まといには鳴らなかったの?」松子が尋ねる。
「…まあ、大丈夫でした…ごちそうさまでした」
そういい残すと竹夫は早々に立ち上がって家の外へ行ってしまう。

「お父さん、松本のお話はその後…?」芳子が建造に朝の話を聞いてみる。
「松本?」初めて耳にする正枝が驚いた。
「院長先生としてどうかっていうお話があるんですって」
「院長先生ならいいお話じゃないの(笑)」
「食料事情も東京よりいいでしょうしね!」
「…あいにくだが、あの話は断った」建造が喜ぶ二人に構わず言い放った。
「どうして断ったの?」正枝が不思議そうに建造に質問した。
「田舎はあまり好きじゃありません」
建造の答えに一同は言葉を失ってしまう。

― 早々に夕食の席を離れた竹夫が気になり梅子も家の外へ出た。
「竹夫兄さん、どうしたの?」
「別に…」竹夫は、暗い中、ひとりで地面に座っていた。
「私が貰った野菜だから食べたくないの?」
「そんなんじゃないバカ。」
そう言うと竹夫は井戸の水で顔を洗いはじめる。
>その頃から竹夫はふさぎこむことが多くなりました。
>そんな様子を見てちょっと心配な梅子でした。

【『梅ちゃん先生』第8話の感想とレビュー】

梅子の手先が器用な事に驚きました。なんか意外な感じがしましたが、将来お医者さんに話なので、もしかしたらスーパードクターになるのでしょうか。イメージ的には町医者みたいになると思っていますが。
さて、本当に梅ちゃん先生はロケとか気合入ってるな~と感心してしまいます。
列車に乗って買出しへ行くシーンは新鮮でよかったです。
今日は結構話的に進んだし、各キャラが掘り下げてあったので見ごたえありました。視聴率もなかなか校長のようです。
冒頭で感じましたが、ヒロシのカムバックありますね。

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