連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月21日土曜日

梅ちゃん先生 第18回 あらすじと感想(4月21日放送)

第18回『やるなら、やらねば』あらすじ

通学途中の梅子は歩きながら梅の花が咲いている事に気がついた。
亡くなってしまった松子の婚約者の智司から言われたセリフを思い返した。
『梅の花は春一番・・・皆に希望を与える花だ!君もそんな人になれると思うよ』
「梅が咲いた・・・ということは入試まであと一ヶ月!?」
梅子は医専の入試が近づいている事にプレッシャーを改めて感じるのだった。

― 授業が終わると担任の節子が梅子達の卒業と同時に教師を辞め結婚すると伝えた。
「皆さんもそれぞれの道を歩んでいかれますが、私も新しい人生を歩んでいくことになりました。お互いに元気で頑張っていきましょう!」
生徒たちが節子にかけよるが梅子は難しい顔をしていた。

― 「先生!色々とありがとうございます!」帰宅途中の節子に梅子が話しかけた。
「勉強頑張っているみたいね」
「はい。先生のおかげです」
「ううん、決めたのはあなたよ」
「・・・結婚、ずいぶん急ですね?」
「話は前からあって決めたのが最近なの。父がうるさくてね。母の体の具合もよくないし。私は私の人生を決めたの、あなたも自分の人生は自分で決めて。入学試験頑張ってね!」

>女学校の卒業式が終わりました。医専の入学試験まであと僅かです。
夜、梅子が勉強している小部屋に母・芳子が白湯を差し入れした。
「まだ寝ないの?」
「うん、あとこれだけやらないと」
芳子は部屋に戻り就寝準備をしている家族に向かって感心しながら言った。
「梅子頑張ってるわね」
「悪あがきだ」建造が無愛想に口にすると
「…悪あがきだっていいじゃありませんか」正枝が言った。
>梅子の悪あがきはつづきました。

― 入試試験当日の朝、芳子は寝ている梅子を必死に起こしていた。
「梅子!梅子!・・・今日入学試験でしょ!?遅れますよ!」
「今日・・・今日だ!!・・・痛ーい!」
梅子は思い切り立ち上がるとランプシェードに頭をぶつけた。

― 梅子は入試会場へ行く途中、幼なじみの安岡信郎とすれちがった。
「今日、医専の入学試験なの…ありがとうね、私が医専を受けるって言った時、ノブは『無理だからやめておけって』言わなかった」
梅子は嬉しそうに信郎に言った。
「フッ(笑)そんな事言うかよ!・・・で、医専ってなんだ?」
「・・・ばーか!」
そう信郎に言うと梅子は試験会場へ走って向かった。

― 受験会場についた梅子は中庭にあるベンチで最後の勉強をしていた。
すると試験開始を知らせるベルが鳴る。
梅子は勉強道具を慌てて片付けるが消しゴムを落とした事に気づかなかった。
入試試験が開始すると梅子は自分を落ち着かせ試験にのぞむ。
しかし、途中で消しゴムがないことに気がついた。
仕方なく唾で擦って消そうとするが答案が汚れてしまう。
すると隣の席から消しゴムの切れ端が転がり込んできた。
梅子は小さくお辞儀をして転がってきた消しゴムを使うことにした。

― 午前の試験が終わり、昼休み。
「さっきはありがとうございました!」
梅子は試験の最中に消しゴムを貸してくれた隣に座っていた女性をみつけて礼を言った。
「いえ、隣でそわそわされると空気が乱れるんで」
沢田弥生が弁当を食べながら淡々とした口調で応えた。
「すみません!・・・隣座ってもいいですか?」
「私の土地ではありませんから」
弥生は梅子のほうを見ないで無愛想に応えた。
「はあ・・・」梅子は弥生と少し距離を置いて座わり弁当を広げた。

「ひとつ聞いてもいいですか?・・・どうしてお医者さんになろうと思ったんですか?」
梅子は恐る恐る弥生に尋ねてみた。
「さあ…なろうと思ったことはないですね…いつの間にかそういうことになっていたので。父が開業医なんです、私は一人娘なもので」
「そうなんですか・・・じゃあ家族の人も応援してくれているわけですね?」
すると弥生は何もいわず胸から家族のメッセージ(合格祈願など)が書き込まれたハンカチを胸から取り出し梅子に見せた。
「うっとうしいくらいです」
弥生が相変わらずの無表情で感想を伝えた。
「まあ、皆、勝利に飢えているんですよ」

― 午後の試験が始待った頃、梅子の勉強小屋を掃除していた芳子は部屋中に貼られた勉強の跡に感動していた。そして太陽に手を合わせるのだった。
建造は仕事をしながら落ち着かない様子で腕時計を見た。
すると後ろにいた教授達が城南女子医専の入試の話をはじめた。
教授達は戦争の影響を考慮して今年の試験の難易度を下げてるのではと話した。
「やはりそうですか!さげてきますか!?」
建造は思わず立ち上がって教授達の会話に入ってしまった。
「・・・下村先生もだれかお知り合いが受験を?」
「いえ!」建造は即座に席に座った。

― 梅子は試験会場からフラフラと帰ると布団をすぐさま敷いて寝てしまう。
「いい加減、起こせ!」
夕食になっても起きないので建造が怒鳴った。
「いいじゃありませんか、思う存分寝かせてあげても」
「ちょっと羨ましい。私あそこまで何かに必死になったことってないわ」
松子が梅子の寝顔を見ながら嬉しそうに言った。

>合格発表はその二日後でした。
梅子は掲示板に張り出された合格者の番号から自分の受験番号637番を探した。
>下村梅子、人生最大の緊張の一瞬です。

『梅ちゃん先生』第18話の感想とレビュー

たしかにラストは緊張の一瞬でしたが・・・すぐさま予告で梅子が無事に入学している光景が(笑)横には消しゴムを貸してくれた弥生って子もいたし。
でも掲示板には梅子の637番は無かったんですよ・・・補欠合格とかかしら。
にしても、意外とあっさり受験に突入してしまいましたね。卒業式とか紙一枚で表現してましたね(笑)それと卒業後に入試なんて今とはシステムが違うことに驚きました。
今日は受験番号を見るときのジョーズのようなBGM(ズンズンズン♪)がお約束っぽくてよかったです。
お約束の「・・・梅子でした」が無い終わり方も好印象でしたが、反面、最初から成宮さんの「梅の花は春一番」のセリフ・・・もう何回目?他のセリフも喋らせてあげてー!!(笑)
話はぶっ飛びますが、土曜日だけオープニングが違うみたいですね。梅子(だと思いますが)の人形が転んでます。いつも早送りしてたから気がつきませんでした。

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