連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月28日土曜日

梅ちゃん先生 第102回 あらすじと感想(7月28日放送)

第17週『ここにいること-第101回-』あらすじ(ネタバレ)

下村病院に忍び込んだ信郎は居眠り中の梅子から部品を奪い取ろうと手を伸ばした。
「泥棒はよくねえな」梅子の叔父・陽造が信郎の肩を叩いた。
「…ほっといて下さいよ」
信郎は強引に部品を取り上げるが紐で結ばれていた梅子が椅子から落ちてしまう。
「痛ーい!…ノブ!叔父さんも…泥棒!」(# ゚Д゚)つ
「泥棒はお前だろ!取り返しに来ただけだよ」(゚ε゚)
「悪いけど医者として認められません」
「医者ってのはこれだからよ…自分の体を大事にしろって言うばっかりでこっちにだって事情ってのがあんだよ!」
「そんなに新しい仕事して儲けたいの?」
「違う!仕事が増えるとか儲けるとかそんなんじゃねえよ!俺はうちでしか作れないって物を作りたいんだよ!他のとこが出来なくてうちに駆け込んで来た人を助けてやりたいんだよ!梅子だって人を助ける仕事だろ?分かるだろ、この気持ち。今、ウチにある機械でどれだけできるか、親父無しでどこまでできるかやってみたいんだよ!」
「…でも私、もう側に知る人が倒れたり死んだりするのが嫌なの!」
「わかるけど…でも頼む!やらせてくれ!」
すると2人のやりとりを見ていた陽造が梅子に助言した。
「人は死ぬ時、何かやらかした後悔するよりやらずに済ましちまった事を後悔するらしいぞ。俺なんかやらずにすましちまった事ばっかりだ。ここは後悔の無いようにやらせてやったらどうだ?梅子は梅子で後悔しないように出来る事が何かあるだろう、信郎君の為に…」
しばらく考えて梅子は部品を信郎に返した。

信郎は工場に戻って作業を始めようとすると梅子が白衣を着て入ってきたので驚いた。
「もう止めたりしない。私、ここにいる。ノブが倒れたらすぐ診てあげるから思う存分やればいい。…坂田先生がね『医者はただそこにいるだけでいい』っていいったのよ…
だから私もここにいる。いさせて」
「そうか…」そう言って信郎は作業を再開させた。
「見てられると照れるな(照)」(・∀・;)
「ノブが仕事をするのをちゃんと見るの初めてかも(笑)」(・∀・)
「そうか?…ここがなシリンダーのヘッドカップでシャフトが入って来るんだ。内径が小さ過ぎたら入らないし大き過ぎたら油圧が効かなくなるんだよ」
「ふーん」
「ふーんって本当にわかってるのか?」(´д`ι)
「わからない(笑)」(o´▽`)ノ゙
「他人の仕事なんてそういうもんかな。作ってる本人もこれが車の部品だとは知ってるけどどこでどう働いているのかよく知らないんだ」
車が走ってるのを見ても自分が作った部品が働いているなんて実感がないと言った。
「だから俺…前は仕事は金に換算するしかないと思ってた。けど…そうじゃないんだ」

― 翌朝、寝ている梅子の横で信郎は作った部品をチェックしていた。
見事に完成した部品を見て信郎は満足そうにしていると梅子が起きた。
「ノブ…出来たの?」
「ああ、多分…まだ注文主の検査受けないと何とも言えないけどやるだけやった」
「おめでとう!」
しかし信郎は意識を失いそのまま倒れてしまう。

― 信郎は布団の中で目が覚めた。
「…ノブ、過労よ…でも休養すれば大丈夫」
「ありがとうな。梅子がいてくれたおかげで思い切り出来た…そうだ!!」
勢いよく飛び起きた信郎は押入れからガラクタ(?)が入った箱を出してきた。
「これだ!これ!直そうと思ってんだよ!」
箱には小さい頃に分解した梅子のゼンマイ人形が分解されたまま入っていた。
「直って無いじゃない!」
「直そうと思ってたら梅子が親父に言いつけるからよ…よし!直してやる」
梅子の制止も聞かず信郎は縁側で人形を直し始めた。
「ずっと直らなくてもいい…」
「え?なんで?」
「何となく」
「何言ってんだよ…必ず直すからな」

陽造は朝刊に窃盗犯が捕まった記事を正枝と芳子に見せた。
記事をみた正枝と芳子は、ほっと胸を撫で下ろすと陽造は少し寂しそうな顔をした。
「僕がこの家にいる理由がなくなりました(笑)」
芳子と正枝、梅子が陽造に家にいて欲しいと言うので陽造は笑顔になった。
「女3人に頼まれちゃ断れないな(笑)…若者のためにちょっといいことをしたご褒美かな」
「そうね…ありがとう」

和子と熱海から帰ってきた幸吉は工場の入り口にいた木下に声をかけた。
「ハロー~!どうだ?留守中ホクホク暮らしてたか!?」(=゚ω゚)ノ
「それが…」木下はチラリと工場のほうをみた。(-∀-`; )
幸吉は取引先の富田が信郎と話しているのをみて心配になった。
「…不始末でもしでかしたか!?」
「いやいや!これさ作ってくれたんですよ!見てこれ!」
富田は信郎が作った部品を嬉しそうに幸吉に見せた。
「ノブがか!?…おめえ…いつの間によ…」(゚Д゚;)
「別に(笑)」(ノ´∀`*)
その様子を嬉しそうに見ていた梅子に幸吉の妻・和子が気がついた。
「梅ちゃん!お土産だよ。ほらお菓子!」
「ノブにもきのやんにもあるよ~」
「ホントかよ!(驚)」
「お前から頼まれただろ?ほら、まず傘」
「俺?」
「馬鹿野郎!お前が欲しい欲しい言っただろ?…きのやん、三角旗」
>悲しい事を経験した梅子でした。でもその表情にやっと笑顔が戻って来たようです

『梅ちゃん先生』第102話の感想とレビュー

予想通り、下村医院への侵入者は信郎でした。
貴重品を首から提げているのは感心だが、戸締りの方が重要とは言わない陽造叔父さん。 それはさておき、どうやら梅子は信郎と結婚するのでしょうか?対抗馬もいなそうですし… ただこの2人だと何故か盛り上がらない… でも、梅子の『直さなくていいよ』ってセリフがジーンとしました。

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