連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月20日金曜日

梅ちゃん先生 第95回 あらすじと感想(7月20日放送)

第16週『ふたつの道-第95回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子が二日酔いの松岡を看病していると竹夫から電話があったと芳子がやって来る。
「あの梅子さん!聞いてください。…まだ整理がつかない!割れる!割れる!」(ノ◇≦。) 
松岡は二日酔いに苦しみながら芳子に言った。
梅子が電話に出ると竹夫は小夜子の相手である前田が金沢にいると教えてきた。
「連絡先を言うから後は直接連絡して聞くんだな」

梅子は診療所に戻り、濡れたタオルで頭を抑える松岡をみて微笑んだ。
「松岡さんと坂田先生が飲むなんて不思議な取り合わせね」
「混沌とした夜だった…いや、それより早野さんの娘さんは金沢にいるの?」
「まだわからないの…電話してみようと思う」
梅子は、もし小夜子が金沢にいるのなら新造と会うことを勧めたいと伝えた。
「…僕が金沢に行こう」
前田が小夜子と一緒の場合、早野新造と会うよう勧めると松岡が言った。
「…ありがとう。なんだか嬉しい。松岡さんがそういうことをやるつもりになってくれて」
「坂田先生の影響じゃないかな(照)」
梅子達の後ろで黙々と診療の準備をしていた相沢に梅子が事情を説明しようとした。
「…結構です。そこまでやったらご存分に」
そう言うと相沢は席を外した。
「でも…どう話せば良いかな?病状とか治療法の説明は得意なつもりだがそういう相手との双方向的な会話はどうも…君はそういう時どうしてる?」
「うーん…必死にやる」(`・ω・´)
「そうか…わかった」

坂田も二日酔いが酷く、頭を冷やしながら梅子と電話で会話をしていた。
「あぁ~…俺が彼に何か言ったのかな?…実は酔っぱらっててよく覚えてないんだよ」
「松岡さん、今日病院を休んで意気込んで金沢まで出かけて行きました」
「ハハハ!そうか(笑)…俺も誰かの為に必死になってみたいな」
「先生?」
「それじゃあな」

翌日、往診のため早野新造の家を訪れていた梅子は診察をしながら小夜子の名前を出した。
「あの…小夜子さんのことなんですけど…」
「ああ…もういいよ…」早野新造はウンザリした顔で答えた。
「いえ、居場所がわかったんです…」
「どういう事だ?」
新造は梅子が小夜子について知っている事に驚くと妻・妙子が新造に詫びた。
「すいません私が…妙子
梅子は小夜子が金沢で前田と結婚して暮らしている事、松岡が会いに行った事を説明した。
「東京に来てご両親に会うように松岡先生が話してくれています。うまくいけば、もうすぐここに来る筈なのですが…」(´・ω・`;A) 
「…余計なことを!」(# ゚Д゚)
梅子の言葉に新造は怒りを覚えていると松岡が早野宅に現れる。
「お久しぶりです。話をしたんですが…小夜子さんは…お父さんに会う事はできないと…」
「こっちだって顔もみたくない(怒)」
梅子が勝手な事をしたと詫びると松岡が小夜子には子供が一人いると言い出した。
「そう言う事は早く言わないと!男の子?女の子?」
「どっちだったかな…すいません…あ!アルバムを…コレをご両親に渡してくれと」
孫がいると聞かされ驚く早野夫妻は早速、小夜子のアルバムを開いて見た。
「幸せそうじゃ無いですか…」
妙子が涙ぐみながらアルバムに貼ってある小夜子と孫の写真を見た。

「同じだ…早野さん、なかなか会えない小夜子さんに写真を送っていたんですよね?
まるで小夜子さんそのお返しをしてるみたい、私は元気です。幸せにやってますって。
会いたくない訳ない。本当は会いたいんじゃないでしょうか?」
「じゃあ…どうして…」
「あなたが出て行け二度と来るなっていったからでしょ!」
妙子が大きな声で言った。
「写真だけじゃかわいそう…呼んであげて下さい。小夜子さんを」
「おい。…呼んでやれ」新造の目から涙がこぼれる。
梅子が振り返ると相沢も泣いてた。

― 夕方、診療所に戻った松岡は梅子に小夜子を説得できなかった事を詫びた。
「ううん、十分よ。ありがと。松岡さんが患者さんの為にそんな事までしてくれて嬉しい」
「あ…うん。ああ…こういう事なのか。落ち着いたら話したい事がある」
「何?」
松岡はその時に話すと言い残し、帝都大学付属病院に戻っていった。

― 数日後、庭で小夜子と孫、妙子がシャボン玉で遊ぶ風景を新造と梅子は眺めていた。
「生きる希望ってやつか…」新造がポツリと呟いた。
「良かったですね」
「あんたのおかげだ…」
「あの…それじゃ病院に戻って頂けますか?」
「いや戻らない」新造がニヤリと笑みを見せた。
「…だって娘さんやお孫さんと会えて生きる楽しみが見つかったじゃないですか?」
「病院に戻ったらこいつらと過ごす時間のないまま死んでしまうかもしれない。それよりか皆に囲まれて最後の時間を過ごしたいんだよ。船乗りを辞めたらウチで家族とゆっくりと過ごす。やっと今その夢が叶ったんだよ。これが私の…幸せなんだ」(´∀`)
そう言って庭にいる孫と娘に手を振る新造に梅子は何も言えなかった。

― 大学病院では松岡が狭山に話があると呼ばれていた。
「ドクトル松岡。…実は君にアメリカ留学の話があるんだ」(・ω・)ノ゙
「えっ?」(゚Д゚;)
「向こうはガンの組織分類や治療法の研究も進んでる。君としても望む所だろ?出発は来月だ」
「…期間はどのくらい?」
「特に決まっていない。まあ一度行けば3年や5年はかかるだろうな…考えておいてくれ」


『梅ちゃん先生』第95話の感想とレビュー

もう松岡が半分主人公的な見せ方になっているような…
とにかく二日酔いでも金沢にその日のうちに出発する松岡、素晴らしい行動力です。
早野の娘・小夜子が帰ってくる→和解と思っていたけど、松岡が一人で金沢から帰って来て意外でした。さすがにそうはならないかと思ったら数分後に庭でシャボン玉…まあ、あのお父さんの事だから色々あったんだろうなと脳内で補完しました。(旦那は来なかった?)
結局、新造は『生きる希望』が見つかったけど、病院には戻らないという、なかなか味な事をしてくれて、私的には非常に感動した回でした。その時の梅子の表情も良かったです。
さて、青森に続いてアメリカ行きの話が浮上した松岡、どうするんでしょ?

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