連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月4日土曜日

梅ちゃん先生 第108回 あらすじと感想(8月4日放送)

第18週『大切な人-第108回-』あらすじ(ネタバレ)

ずぶ濡れで帰宅した梅子は、建造に叔父・陽造の面会へ行く事を勧める。
「明日叔父さんと面会できるって!警察の人がやっと許可してくれたの!面会に行って」
「…何で俺が」
建造は読んでいた新聞に視線を戻した。
「叔父さんがやったことを反省して相手に謝ってお金を返せば刑務所に行かなくても済むかもしれないって…でも叔父さん開き直ってて刑務所に行っても仕方ないと思ってるみたいなの。みんなが心配してるって話してきて!」
「俺は行かん!誰か代わりに行け!」
「お父さん以外誰が行くの!?」
「父親に指図するな!」
「必要な時はします!…叔父さんはこれまで私や竹夫兄さんに色々と世話を焼いてくれたの。私達がここまでこれたのは叔父さんのおかげでもあるのよ!どうしてそこまでしてくれたんだと思う?私達がお父さんの子供だからでしょ?家族だからでしょ?」
「…今回だけじゃない!昔からあいつはうちに散々迷惑を…!」
すると建造と梅子の話を聞いていた正枝が口を挟んだ。
「私は何とも思ってませんよ。だって子供が親に迷惑をかけるのは当然でしょ?私にとって建造さんも陽造さんも大切な息子なんですから」
「叔父さんは私達の家族よ。お父さん!」

翌日、看守に呼ばれて陽造が面会室に足を運ぶと建造が座っていた。
「兄貴か…梅子か竹夫あたりかと思ったよ。すまなかったな…」
「全くだ。…どうしてなんだ?」
「あのコンサートな、途中までは上手くいってたんだよ。けどあっけなくポシャっちまった。神崎の売り込みにも金をかけたしチコットも大量に買い取った後でな(笑)」
「だからって…」
「仕返ししたかったのかな…アンタだけ裕福な家に養子に行って勉強させてもらって…俺がどんなだったか知ってるか?あのいい加減な親父の元で物乞いみたいな事までした事もあった。けどそんな事でヤケになってたら俺の負けだ。俺は俺でうまくやってやるってずっと思ってた。それにしてもアンタの子供達はお人好しだな…インチキだって早く気付いてくれってどこかで思っていたんだが…心の優しい連中だ。…羨ましいよ、あんな良い子供達に恵まれて…」
陽造は、少し口を歪ませると目から涙が零れ落ちた。
「…結局、負けたよ。俺にはあんなに良い子供達はいない…誰もいない」
「いるぞ…うちの子供達がお前の事をどれだけ慕ってるか分からないのか。梅子がどれだけ俺たちを仲直りさせようと母だって…お前の事を本当の息子だと思ってくれている。それに…たった一人の兄貴の事も忘れるな!…一人じゃない!陽造、心から反省するんだ」
建造の話を聞いて嗚咽する陽造は首を縦に振った。
「出て来たらいつでもウチに来い!」
「…すまない…ありがとう」

― 下村家に幸吉、和子、信郎が招かれ夕食を共にしていた。
「またお見合いの話を探してるんですか?」芳子が和子に尋ねた。
「そうなのよ~!」
「今度はお互い上手く行くといいなぁ」
幸吉が言うと梅子は目で信郎に合図し、信郎は小さく頷いた。
その時、信郎の母・和子が芳子の料理を褒め、信郎の嫁も料理が上手い人だといいと言い出したので梅子は動揺した。
「梅ちゃん、料理どうなんだよ?結婚したら仕事しながら料理やんのか?」
「どうするのかなぁ…(苦笑)」
「どうするも何も料理なんかしたことないだろ!」
建造の梅子への言葉に信郎は驚いた。
「梅ちゃんと結婚する人は理解があるかお手伝いさんを雇う程お金持ちじゃないと(笑)」
「それで重役のせがれとかその辺、狙ってるんだ?」
「別に狙っているわけではない!」

「すみません!…話があるんだ」突然、信郎が大きな声を発した。
「話?…そうだよ、お前が話があるって言うから皆集まったんじゃないか!」
「俺達…」
「俺達って?」
「俺と梅子…俺達…結婚する!」
信郎の突然の発表に一同は口を開いて驚いてしまう。

「え?…お前と梅ちゃんが結婚だと!?」(;゚д゚)
「ああ。俺は梅子と結婚する!」
「2人で話して決めたの…」
「梅ちゃん、料理は?」和子が恐る恐る梅子に料理について質問をした。
「全然できません…(汗)」
「あぁ~そう…(苦笑)」(-∀-`; )
「和子さん、すみません!私がきちんと教えてこなかったから!料理のことは大目に見てやって下さい!これから少しずつちゃんと練習させますから!」
芳子が和子に申し訳なさそうに謝った。
「練習します!!」

「そっちはどうなんだよ?」
幸吉は黙っている建造に質問した。
「どうって…急に」
すると立っていた信郎が建造の前で両手をつく。
「俺…梅子を幸せにします!梅子は医者として町の人の役に立ちたいって目標があります。俺も工場をどんどん大きくして行くつもりです。お互い忙しいと思うけどでもだから夢を持ってる者同士助け合って支え合って行けると思うんです。お互い駄目な所もあるのは分かっているし、苦労する事もあると思いますけど、まあ、なんとかなります!いやなんとかなるとかそういういい加減なあれじゃなくて…」
「…趣旨は分かった…よろしく頼む。」
「はい!!ありがとうございます!」
梅子と信郎は建造に深く頭を下げた。

「そっちはどうなんだ?…梅子でいいんか?」
「梅ちゃんよ…こんなんでいいなら好きにしろ!」
「梅子、ノブオ君、おめでとう!」
「ありがとうございます!!」
「さあ!乾杯しましょう!」
「それじゃ、2人のために乾杯!」
>こうして梅子とノブオは結婚する事になったのでした。

『梅ちゃん先生』第108話の感想とレビュー

梅子と信郎の結婚を芳子や正枝は喜んでましたけど、見合いを勧めていた幸吉と建造が、いざ息子・娘が結婚とかになると寂しくなってた(笑)見梅子が『陽造には事情があるに違いない』って信じてたけど陽造が本当に裏切っていたという内容に感動(?)しました。後悔の念が少ししか無いところが良かった。こういうダークサイド的なエピソード好きです。あそこで「実は…こういう事情があったんだよ」とか事情が存在したら個人的に↓↓になってました。

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