連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月13日月曜日

梅ちゃん先生 第115回 あらすじと感想(8月13日放送)

第20週『親ごころ-第115回-』あらすじ(ネタバレ)


建造と親睦を深めるはずが逆にケンカをしてしまった信郎は後悔していた。
「ほらみろ!余計な事をするからそういうことになるんだよ!」
信郎の父、幸吉は仰向けになって落ち込んでいる信郎に言った。
和子はケンカの原因について尋ねるが信郎は幸吉の事をバカにされたとは言えなかった。

寝室に戻った梅子は信郎に謝った。
「ゴメンね。父がノブのお父さんの事をバカにするような事を言ったんでしょ?」
「酒も入ってたし、俺もカッとなったしよ…お互い様だよ」
すると光男が部屋に入ってきた。
「失礼します。さっき、話してるのを聞きました。オラのせいで迷惑ばかけてしまって…」
「何言ってんだ。光男君のせいじゃない」
「誰が悪いとかではなくて皆でうまく暮らしていくにはどうしたらいいか考えましょうよ」
信郎は、このままだとマズイので明日、建造に謝る事を二人に伝えた。

翌朝、正枝が二日酔いの薬を飲む建造を見ながら呆れた口調で言った。
「夕べ康子さんから聞いたわよ。大人げないんだから…」
「…向こうが突っかかって来たものですから…」
「だとしてもそれを受け流すのが年長者じゃないですか?」
芳子も正枝と同様に建造を責めた。
「どうするつもり?梅子の旦那様とケンカしたままでいるつもり?」
「何事もなかったみたいに笑顔で話しかけてあげればいいじゃないですか(笑)」
「そんなことできるか!…あぁ~!」
大声を出したことにより頭痛がして建造は顔を歪ませた。

建造が家を出ると待ち伏せしていた信郎が謝ってきた。
「あ、あの…昨日はすみませんでした!」
「いや、お互いに酔っていた」
「それで…いや、だからあの…お父さんも謝って下さい。親父をバカにされてそのままって訳にもいかないんで…謝ってくれてら水に流します」
「…私は、間違った事は言ってない!」
その様子を影から見守っていた梅子は慌てて信郎を引き戻した。
「ああなったら、父は引き下がらないわ。このままだとまたケンカよ?」
「…しょうがねえな」
信郎が再び建造に謝ろうとすると光男が建造の前に現れる。
「おはようございます。頼みがあります。オラを下村家さ、置いてけねべか?」
「『置いてけねべか』って住むってこと?」
突然、現れた光男が言った事に建造だけでなく梅子も驚いた。
「…オラが隣さ行けば信郎さんと梅子さんはあの部屋ば2人で使えるんだべ?」
「光男君はそんな心配しなくてもいいのよ!」
「世話になるんだべ…そのくらい…」
「勝手にそんな話をされても困る!もう行く時間だ!」
立ち去ろうとする建造に梅子は今晩、改めて話をすると伝えた。
建造がいなくなると信郎は光男に注意した。
「余計な事をするな!」
「余計な事じゃありません。どっちの家にしても他人じゃけ、オラが行くのが良いと思ったんです。よくよく考えてのことですけん、行かせて下さい!」
光男は信郎と梅子に深く頭を下げた。
その夜、建造は芳子達と話し合い礼儀正しい光男なら下宿させてもいいと納得するのだった。
光男が下村家に行く事で建造に頭が上がらなくなる事に幸吉は納得がいかないと言い出す。
「それだけじゃねー。俺は親御さんから大事な息子預かったんだよ。部屋が無いからって簡単に放り出すような事をしたら申し訳が立たねー!」
その時、光男が早々にまとめた荷物を背負って居間に現れる。
「お世話になりました。…じい様が言ってました。『善は急げ』って」
「まだお前を行かせるって決めた訳じゃねーよ!」幸吉は声を荒げた。
しかし、光男の決心が固い事が分かると幸吉は諦めた。
「しょうがねえな…あの親父にいじめられたらすぐ言え!」

深夜、信郎は梅子に自分のふがいなさをぼやいた。
「情けねえ…俺は結局、何も解決できてねー」
「そんな事無い。一生懸命やってるそれは大事でしょ?そういうノブのこと好きよ」
「なんだよ(笑)」
「何で照れるのよ(笑)」
>問題があっても家族皆で解決してくれる。梅子はそれがとても嬉しかったのです

翌朝、光男が本好きであることを聞いた建造は感心した。
「それは感心だな…どんな本が好きなんだね?」
「やっぱり、一番すきなのは石川啄木です。『不来方のお城の草に寝ころびて、空に吸はれし十五の心』…一番好きな歌です」
「ちょっとこっちに来なさい…」
建造の書斎に連れてこられた光男は本棚を見て目を輝かせた。
「はあー!いっぺえ本があるな…」
「医学書が多いんだが文学書もある…読みたい本があったら好きに読んでいい」
「いいんですか!?…ありがてえな…本が好きなだけ読めるなんて」
興味深そうに宮沢賢治の本をめくる光男を見て芳子と正枝が笑った。
「なんだかもう一人息子が増えたみたい(笑)」

光男が工場に出勤すると幸吉達は慌しく仕事をしていた。
「あの…何があったんですか?」
光男は心配そうに工場の奥で幸吉達をみている和子と梅子に尋ねた。
発注ミスで納品物を今日中にやり直ししなくてはいけないと和子は光男に説明した。
「…ノブ、大丈夫?」
「見てたってしょうがねえだろ?梅子は自分の仕事しろ!」

『梅ちゃん先生』第115話の感想とレビュー

建造は光男の勤勉さを自分と照らし合わせたのかな?宮沢賢治ファンだとは知らなかった…
それにしても…梅ちゃん先生、どうしたのでしょうか?今日はオープニングでしか白衣を着ていません…。ドラマ自体は面白いけど、比重をもう少し医者に置いて欲しいと思います。
このままでは『梅ちゃん工場の若女将』に(笑)
光男も好感持てるきゃらですが…ドラマが町医者をテーマにしてるなら看護婦見習いがやってくるくらいの方がいいと思うんですが…どうでしょう。
このままでは別に梅子が医者じゃなくてもいいじゃんという事に…(笑)

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