連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月15日土曜日

梅ちゃん先生 第144回 あらすじと感想(9月15日放送)

第24週『明日へのバトン-第144回-』あらすじ(ネタバレ)

「太郎の顔を見ると疲れも吹き飛ぶな(笑)」
夜、梅子が部屋に戻ると息子・太郎をあやしていた信郎が梅子に言った。
そして、昼間、梅子が光男に言ったことについて話し始めた。
「お父さんが人から人へ受け継ぐって…何か分かる気がするんだ。俺も親になったからかな」
翌日の昼休み、信郎は一通の封筒を光男に渡した。
「光男!これを読んでおけ!定時制の入学願書だ…行きてぇんだろ?」
しかし、光男は信郎の提案を断わった。
「この工場に骨を埋めるって決めたんです。行く必要はありません」
「必要はない…じゃ気持ちとして行きたいんだな?」
「それより俺は旋盤の技術を覚えたいんです」
「仕事熱心なのは感心だ。じゃ、工場の仕事で行くならいいんだな?…業務命令だ。うちの工場の発展の為に学校へ行け!いつか工場が大きくなったら経営の事とか経理の事とか色々と物を作る意外の知識が必要となる。そのときのために勉強しろ!」
そして信郎は幸吉の方を見た。
「親父!頼む!仕事に支障がでないように俺がなんとか考えるから!」
「本人が行きたくないって言っているのに行かせる訳にいかねえじゃねえかよ!」
光男は、少し考えると幸吉に頭を下げた。
「お願いします!行かせてください!!!」
「…何だよ!しょうがねえな!…そう言う事なら学費も出してやるよ!」
「ありがとうございます!!」
「頑張れよ(笑)」

>昭和34年3月、太郎の一歳の誕生日祝いと建造の退職祝いの為に皆が集まりました。
>そしてこの日は下村家にテレビやって来る日でもありました。
「お父さん、これ退職祝い。私達から(笑)」
梅子の姉・松子が丸い大きな箱を建造にプレゼントした。
「ありがとう!」
建造が箱を開けると中に紳士用の帽子が入っていた。
「ね!かぶってみて!似合うかみたいもの(笑)」
周囲からも帽子を被るよう声が上がったので建造は照れくさそうに帽子を取り出した。
建造が帽子を被った瞬間、テレビが到着し、誰一人として建造を見ていなかった。

― その後、早速、到着したテレビを全員が夢中で観ていたが建造はテレビを消すように言った。幸吉達からは建造の指示に不満の声があがる。
「イヤだイヤだ!退職祝いなんて言ってるけどよ~このムスっとしたのが、ずっと家の中にいるんだぞ!?」
幸吉の文句に構わず建造は話を始めた。
「今日はみんなに話がある!私は病院を退職することにしたが…よく考えてみたらまだ働き足りない。先日、千葉にある病院から院長にならないかという話があった。それでその話を受ける事にした。」
建造は千葉の病院に通う事が出来ないので移り住む事になると説明した。
「なんだよ!?一家で引越かよ!」
幸吉が驚きの声を上げた。
「そんな訳あるか!梅子は診療所があるし、信夫君は工場がある。私と芳子で行く!」
「この間、お父さんからその話を聞いてね…一緒に行く事にしたの」
芳子が照れくさそうに家族や幸吉達に説明した。
「…それにしてもなんだか急ですねぇ」と竹夫。
「いや…考えていたのは前からだ。やはり私は死ぬまで医者いるべきなんじゃいか…と」
「お父さんらしい選択ですね」
「頑張って下さい!お父さん!お母さんもね!」
そして建造は光男に読みそうな本は置いて行くのでいつでも読みに来るように伝えた。
「何から何までぇ~本当に、ありがとうございましたぁ~」
すると横にいた幸吉が不満を漏らした。
「ち!格好いいこと抜かしやがって!てめえが千葉に行くなんて許さねえからな!…てめえがいなくなったら俺は誰とケンカしたらいいんだよ!ちくしょー」

「お父さん、私…」
梅子が不安そうな顔で建造を見た。
「お前はもう大丈夫だ。この間急患が来たとき患者を診るのに必死で私がいるのも忘れてたようだったじゃないか!もう私の助けは必要ない!…梅子!一人前になったな」
「…お父さんが梅子を褒めた!松子姉さんみましたか?(笑)」
梅子の祖母・正枝が“明日は雪かしら”と笑った。

昭和34年4月10日、建造と芳子が千葉に旅立つのを梅子や幸吉達が見送った。
「建造さん、芳子さん。ごめんなさいね一緒に行けなくて」
正枝が2人に謝った。
「いいんですよ、梅子達の事、宜しくお願いします(笑)」
すると、ふてくされながら幸吉が建造に声をかけた。
「くそ親父!ま、達者でな!」
「どうした?寂しいか?」
「寂しい訳あるか!人がせっかく殊勝に見送ってるのにその言い草あるか!」
「それのどこが殊勝なんだ!」
建造は幸吉が着ている半纏を指摘した。
「俺にとってはこれが礼服だ!」

「信夫君!皆の事、この家の事…宜しく頼む!」
「わかりました!お気をつけて!」
>こうして建造と芳子は千葉での新しい生活に向かって旅立って行ったのです

『梅ちゃん先生』第144話の感想とレビュー

建造がまさかの引越し(リタイヤ)するなんて竹夫が言うように何だか急な展開ですね~。
もう最終回周辺までは、しばらく出てこないのかな?
建造が梅子を一人前と褒めるシーン、妙な違和感がありました。
『もう私の助けは必要ない!』…何か助けていただいたっけ?精神的にってことかな?
もっと医療シーンが多かったら、このセリフは涙モノだったかも…ちょっと残念。
さて、最終回が近づいてきましたが、この時点で“ヒロシ”投入です(驚)
梅子を医者にするキッカケであり、“梅ちゃん先生”とあだ名を最初に言った少年です。
梅子が医者になったくらいまでは、いつか出るとは思ってましたが…
最近ではすっかり存在を忘れてました。
そんなヒロシの再登場よりも弥生や松岡の結婚話のほうが気になります。

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