連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月18日火曜日

梅ちゃん先生 第146回 あらすじと感想(9月18日放送)

第25週『再会-第146回-』あらすじ(ネタバレ)

夕食前、梅子は信郎に新聞の総合病院の記事を見せた。
「うちの診療所、大丈夫かな?」
「うーん・・・」
信郎が返答できずにいると梅子の祖母・正枝が平然とした様子で2人に言う。
「今までこっちにきてくれてた患者さん達がいきなりそっちに行くって事はないでしょう。それに校医を引き受けてから経営が安定したって言ってたじゃない」
この辺の人口が増えたから心配ないと信郎も伝えた。
「梅子は梅子のやり方でやってけばいいさ」

梅子は正枝と信郎に励まされて安心していると幸吉が深刻そうな顔で家に入って来た。
「まずいぞ!世の中、競争の時代だからな~大手は患者の集めねえと成り立たないだろ?」
幸吉はあの手この手を使って総合病院が梅子の患者を横取りすると言い出したので梅子は再び診療所の経営を心配してしまう。
「よし!ここは俺が立ち上がってなんとかしてやるよ!ちょっと行ってくら!!」
梅子の不安を煽っていた本人である幸吉はそう言うと家を飛び出して行ってしまう。
信郎「…妙に張り切ってな」
和子「引退して暇になったでしょ、何かやりたくしょうがないのよ…」

― 幸吉は近所の住人を康子の店に集め、梅子の診療所の危機について説明していた。
「診療所が今、存亡の危機にたたされてる!ここで恩を返さずしていつ返す!?」
幸吉は総合病院への対抗策として、総合病院へ行かないよう指示した。
しかし、康子の店に集まった人数が10人程度だったため、効果がないと信郎は指摘する。
幸吉は他のアイディアを住人に募るものの、なかなか効果的な案は出なかった。
すると梅子が申し訳なさそうに声を出した。
「あの…もう結構です。皆さんの気持ちは本当にありがたいです。…でも町の皆さんに何かしてもらうのは違うんじゃないかなって気がしてきました。やっぱり自分でなんとかしなきゃいけないんだと思います。幸い、うちはノブが一生懸命、働いてくれてますから生活に困るってことは無いですから…」
梅子の言葉に幸吉は感心した。
「梅ちゃん、偉いなあ!梅ちゃんがそうやっていうんだったら俺たちは見守るしかないか!
よし!これで決まりだ!!よーし!皆で一杯やるか!?」

― 翌朝、そのままただの宴会になった事を和子は呆れながら正枝に報告した。
そこへ幸吉が現れ、庭で遊んでいる太郎を見ながらため息をついた。
「赤ん坊はいいな、一日中ボケーとしてるくせに全然、退屈そうじゃないもんな…」

>芳子が千葉に行った後、梅子は子育ての時間をつくるため引き続き弥生に診察を手伝ってもらってました。
梅子は近所に総合病院ができる記事を手伝いに来ていた弥生に見せた。
「ま、こういう事はよくあるわよ。」
「お父様の病院って近くに大きな病院ができて困ったりした事無いの?」
「あったわよ。何年か前に。そうそう!その時ウチにレントゲンを入れたのよ」
「…やっぱりレントゲンかぁ…。でも高いし、置く所もないもの…」
梅子の経営に悩む姿を見て弥生は医院を継ぐのが嫌になって来たと梅子に伝えた。
そして弥生は研究の方でも自信喪失だと打ち明ける。
「やっぱり松岡さんみたいに他の事が目に入らないくらいじゃないと研究者として一流にはなれないんじゃないかって…」
「そんな事無いと思うけど…松岡さんそんなに…?」
「もう、こんなんよ!!」
2人の会話を後ろで聞いていた相沢が弥生に質問をした。
「松岡先生はまだ結婚なさらないんですか?」
「全く気配はないですね…」
そして弥生は梅子に信郎にレントゲンを買う事を相談した方がいいと奨めた。

― 梅子が工場を覗くと木下が収入の為に従来の仕事もした方がいいと信夫に申し出ていた。
梅子は信郎に新幹線の仕事が収入にならないのかを尋ねた。
信郎は修正が多い仕事なので儲けは少ないことを梅子に伝えた。
「儲けは関係ない。…きのやんにまで心配させて悪いな」
その時、信郎の事を“社長”と連呼していた木下に工場に戻ってきた幸吉が文句を言った。
「社長だと?…お前はそんな事俺に言った事ないじゃないかよ!じゃ俺は会長だ!」
幸吉はそのまま上着を脱ぎ捨て、作業台を掃除し始めた。
「…そろそろ隠居生活に飽きる頃だとおもったよ(笑)…梅子、何か話があるんじゃなかったのか?」
「ううん!いいの!」
>工場が大変そうな信郎にレントゲンを買いたいとは言えませんでした。

― 月光仮面の格好をした叔父・陽造が子供をおぶって診療所に慌てた様子でやってくる。
「叔父さん!?」
梅子は突然現れた叔父の格好に驚いた。
「梅子!ちょっとこの子、見てやってくれないか!凄く苦しそうなんだ!」

靖夫という名前のその少年は梅子の治療の甲斐もあり夕方には回復した。
「お腹を壊した様だったのでお薬を出しておきました。」
梅子は迎えにきた靖夫の母親に家でしばらく安静にしておくように伝えた。
「ありがとうございました。近くにお医者がいてくれて本当に助かります。

「叔父さん!ありがとう。やっぱり患者さんが元気になると自分まで元気になるわね!なんだか心配してもしょうがない気がしてきた」
「例の新しい病院ができるって話か?…俺を見てみろよ。これまで何度も破産して来たけどなんとかやってるだろ…はっはっはっは」

>そんなある日の事です。
梅子は診療所の前にいたスーツ姿の若い男に気がつき声をかけた。
「あの~なにか?」
「あ!…お久しぶりです…梅ちゃん先生!」
「もしかして…ヒロシ君?」
「はい!中谷広志です!」
>それはまぎれも無く広志の成長した姿でした。

『梅ちゃん先生』第146話の感想とレビュー

ヒロシってカタカナだったのに、再登場で何故か苗字まで追加され漢字に。
梅ちゃん先生が開始された最初の週で大活躍していたちびっ子が、すっかり好青年に。
劇中では、昭和35年ですから15年が経過していることになります。
ヒロシは当時10歳として25歳くらいでしょうか?
ドラマ開始時は、戦後の焼け野原が舞台で、セットに気合の入れように驚いたものです。
もしかしたら、そのツケが今に来ているのかも(-∀-`; )

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