連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月21日金曜日

梅ちゃん先生 第149回 あらすじと感想(9月21日放送)

第25週『再会-第149回-』あらすじ(ネタバレ)

見合いが原因で松岡が暴走しているかもしれないと考えた梅子は帝都大の松岡を訪ねた。
「あの…お見合いの事…そんなにショックだったんですか?」
「いや。そもそも自分で望んでお見合いをした訳ではありませんから傷つく必要が無い」
梅子は松岡が独断で治験の問題になっていることを耳にしたと伝えた。
梅子の問いに確かに狭山に許可をとらずにやったことは事実だと松岡は答えた。
「…それと見合いと何の関係が?」
「関係ないんですか?」
「全然」
「良かった~。…よくない!じゃあ何でそんな事をしたんですか?」
梅子の質問に松岡はいい薬を患者に届ける為には多少逸脱した行為も必要だと返答した。
「松岡さん…周りの事が見えなくなる事はあったけど人を踏みつけにして勝手な事をする人じゃなかったでしょ?」
「別に人を踏みつけになんか…」
「狭山先生はそう思ったんじゃないかな…メンツは潰れるし信頼してた部下に裏切られて凄く悲しんだと思う」
「…そうでしょうか。しかし患者のためには…」
「一緒に仕事をしている人と仲違いしてたんじゃ治験も進まないしこれから上手くいく事もいかなくなるじゃないかな?」
「…確かに。どうしてこうなったのかな…。そうだ!製薬会社の…君の紹介で来た…」
松岡は広志に新薬の治験を一度は断ったが、引き受けてしまう経緯を梅子に話した。
【回想】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松岡「大学にはルールというものがある。そういうことで…」
広志「少しガッカリしました。…お見受けするに松岡先生は下村先生を尊敬しているようですが僕もそうです。僕の命は下村先生に頂いたようなものです。だから僕は恩返しのつもりで病気の人を助ける仕事をしています。命をかけているつもりです。この薬は患者を救う事ができるんですよ!それなのに見て見ぬフリですか!?じゃあルールは何のためにあるんですか!?松岡先生は何のために医者をやってらっしゃるんですか!?」
松岡から広志との新薬についてのやり取りを聞いた梅子は少なからず驚いた。
「広志君がそんなことを…」

― 数日後、松岡は狭山にインターンの勉強会で話をしてもいいか確認をとった。
「…いいだろう。松岡君、そんな事までいちいち私に相談しなくていいんだよ(笑)」
「いえ、何事も先生に相談して勧めたいと思いますので…」
「極端から極端へいく男だな…」
研究室を出て行った松岡の後姿をみながら狭山は呟いた。

― 梅子は診察の合間に広志の事について考えていた。
>広志は患者を救いたいと思うあまりつい熱心になりすぎてしまったと梅子は思いました
すると広志が商品(薬)の紹介に診療所に現れる。
夕方の診察が終わる待っていた広志はカバンから資料と薬を取り出し梅子に渡した。
「うちの社の資料です。これもどうぞお使い下さい。先生のご家庭でも是非。」
「ありがとう。まずは資料を良く読んでみるわ」
梅子が広志の会社の資料を読み始めたとき、広志が松岡の話を始めた。
「…松岡先生に薬の治験を中止すると言われました」
「え?…そう」
「残念です、いい薬だから早く使えるようになれば患者さんの為になるのに…梅子先生から松岡先生に話されたそうですね?…治験をやめるように」
「…治験を辞めろとは。ただ私が知っている人が仲違いしてまで急ぐことなのかなって」
「個人的感情ですか?」
「勿論それだけじゃないわ。良い仕事をするには周りの人と上手くやる事も必要でしょ?」
「患者さんを助ける事が一番大切なんじゃないんですか?」
「だからこそ皆で決まりを守って協力し合わないと」
「仲良くする事が患者さんを助けるより大事なんですか!?」
「私はそんな事は言ってないわ。病院は一人の力じゃ成り立たない。大勢の人が助け合って患者さんの治療に当たってるの」
「僕は一人でも多くの患者さんを助けたい、それだけなんです!」
「…製薬会社の人が新しい薬を作ってくれるから私達医者は治療が出来るんだものね…今回は広志君の仕事の邪魔をするみたいになってしまって本当にごめんなさい」
梅子は興奮している広志に静かに謝ると頭を下げた。
「…いえ」

― 研修室で論文を書きながら弥生が山倉に梅子のことを尋ねた。
「梅子、近くに大きな病院ができるといってけど大丈夫かな?」
「…梅子さんの心配もいいけど自分はどうなの?お父さんとの攻防戦」
「当分決着つきそうにないわ…」
すると弥生は『内科医と結婚すれば夫に医院を任せて自分は研究を続けられる』という梅子からの助言を思い出した。
「そうよ!どうして忘れてたんだろ!…私、結婚するわ!内科医と!」(`Д´)ノ
「・・・・・」 (・∀・;) ドキドキ
「…山倉さん。お願いがあるの…」(*゚∀゚)
「…ああ、何か?」(・∀・;)
「…誰か紹介して」(*゚∀゚)
「・・・・・・」(゚Д゚)
山倉は弥生の言葉をきいて固まってしまう。

― 一日の診察を終えた頃、広志が梅子の診療所を訪れた。
「この間はすみませんでした。余計なご面倒をおかけして…お詫びと言ってはなんですが今日は会って頂きたい人がいるんです」
梅子は広志が連れて来た中年男性から名刺を貰った。
「蒲田第一病院…?」
「新しくできる蒲田第一病院の事務長をされる津川さんです」
「はじめまして。実は安岡先生を我が病院にお向かえしたいと思って参りました」
「え?…お迎えって?」
「この病院を閉めて新しい病院で働きませんか?」
新しく総合病院ができるという話を聞いた広志は。梅子の病院が影響を受けてしまうと心配になり、事務長の津川に梅子の話をしたのだと説明した。
「安岡先生の評判は聞いております。…申し上げにくいですが、うちの病院が開業したらこちら様は多少なりとも経営が苦しくなるのではないかと(笑)
やはり患者さんは設備の良さとか最新の医療体制のあるところを希望されますので…こちらはレントゲン設備もお持ちでないようですし…もちろん急なお話ですのでお考え頂いた上でおきめいただければと(笑)」

『梅ちゃん先生』第149話の感想とレビュー

半年続いた「梅ちゃん先生」も来週、最終回を迎えるわけですが…再び、いきなり面白くなってきました(笑)。もうね、広志が敵なのか味方なのかわからないし、病院はピンチだし弥生と山倉は、ラブコメするし、松岡は相変わらずだしで個人的には、かなり楽しいです。
ノブとか新幹線とか時間を割く必要ないんじゃないかと思ってましたが、今回確信しました。
梅子が広志に対して優しく説明して、『こら駄目だ』と判断するや謝るという大人な対応に感動しました。

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