連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月1日火曜日

梅ちゃん先生 第26回 あらすじと感想(5月1日放送)

第26回『もつべきものは、友』あらすじ

突然、訪ねて来た瀬川典子と園田江美に梅子は驚いた。
典子は、江美の秋田に住む友人(ハナちゃん)が病気になり、見舞いに行くための汽車代を稼ぐため体温計の販売について聞いてくる。
「体温計を売るのは難しいと思うなあ・・・」
そう答えた梅子は、次の瞬間新しいアイディアを思いつく。

― 梅子は叔父・陽造の所へ行き、コーラを作ったら売れるかを尋ねてみた。
「そりゃあなぁ・・・」陽造は苦笑した。
「妙な事を考えて、そんなことできるのか本当に?」横にいた竹夫が訝しんだ。
「まだわからないけど・・・」
「学費の為か?」
「ううん、同級生のため。秋田に居る病気の友達に会いに行くのに汽車賃が必要なの」
「よし!ちゃんとしたものができたら俺が買い取ってやる!」
心配する竹夫をよそに陽造は商売になれば何でもOKだと説明した。

>梅子達は江美の汽車賃を稼ぐために材料を持ち寄って再びコーラ作りをはじめました。
医専の実験室で江美が梅子達4人に涙ぐみながら礼を言う。
「オラのために!!」
「いいの。途中で挫折したままなんて悔しいから」弥生が笑った。
>懸案はあの茶色い成分でした。
その後、試行錯誤を繰り返し梅子達はコーラに近い飲み物の開発に成功させた。

― 完成した飲み物を陽造に飲ませた。
「・・・コーラとはかなり違う気がするな」陽造はコーラの感想を梅子に伝えた。
「じゃあ、だめ?」梅子は不安そうに陽造に確認する。
「いや!いける!本物のコーラを飲んだ事ある日本人なんてほとんどいない!これがコーラだって言われれば、こういうものかってことになるだろ」
更に作るよう陽造は梅子に指示を出し梅子に金を支払った。
「とりあえず、その同級生の汽車賃の分は前払いしてやろう。売り上げに応じてもっと払ってやる。来年の学費だってすぐ稼げるだろう!」
「ありがとう!」梅子は陽造から旅費分を受け取った。
「竹夫より梅子の方がビジネスの才能あるんじゃないのか?(笑)」
陽造はコーラを詰める瓶を運んできた竹夫に言った。

― 医専に戻った梅子は陽造から預かった旅費を江美に渡した。
「ありがとう!」
「これでハナちゃんに会えるね!コーラは私達で作るから安心して!」
江美は典子や梅子達に礼をもう一度言うと切符を買いに行くのだった。

― 母・芳子しかいない下村家に竹夫が訪ねてくる。
「スイカが手に入ったので持って来ました」
「ありがとう!どう?仕事の方は?」
「まあ、いろいろです。それより梅子、少し勉強させた方が・・・」
竹夫はコーラを友人達と作っている梅子を心配して言った。
「やってるみたいよ。毎日お友達と学校に集まって勉強会やってるんですって」
「勉強会?・・・良く言うよ」
竹夫は芳子に聴こえないように呟いた。

帰り道、竹夫は、だるま食堂で働いていた女性・あかねと出会う。
「いつぞやは文庫本をありがとうございました」
近所の食堂である康子の店に連れてきて伝えた。
「いえ・・・」
「もう読み終わっていた本だったので処分してもらっても良かったんですが」
「・・・そうですか」あかねが残念そうな表情を浮かべる。
「あ…今の言い方はまずかったな。せっかく持って来てくれたのに」
「いえ・・・」
康子の店にやってきた梅子に康子が小さい声で尋ねた。
「梅ちゃん!あの人、誰?」
「あ、あかねさん」
「どういう関係?」
「どういうって・・・」
梅子に気づいた竹夫が手招きをしてすぐ来るようなジェスチャーをした。
「こんにちわ」梅子はあかねに挨拶をした
「何であんな所に突っ立って見てるんだよ!」
梅子に竹夫が不機嫌そうに言った。
「邪魔かと思って・・・」
「邪魔?どうして?」
「だって・・・前に松子姉さんと智さんが一緒に居る所に私が行こうとしたら気を使えって言ったじゃない竹夫兄さん」
「それと今と何の関係があるんだよ!バカ!」
「そんなに怒る事ないでしょ!」
「俺も行くから」
竹夫は、立ち上がってポケットから金を取り出した
「え、もう行くの?」梅子が意外そうな顔をする。
「こんな所で油売ってる暇はないんだよ!」
竹夫が再び不機嫌そうに言った。
「忙しいのにごめんなさい」あかねが竹夫に謝った。
「あ、いや・・・そういうわけじゃないんですよ!!・・・それじゃあ!」
梅子に代金を渡すと逃げるように竹夫は店を出て行った。
「変なの(笑)」
竹夫の姿をみて梅子は笑った。

「あの・・・こないだは本当にごめんなさい」
あかねと一緒に梅子も蒲田駅で警察に連行されたことをあかねが詫びた。
「ううん、あかねさんが悪いんじゃないから」
すると厨房で麦茶を入れている康子が陽気に歌いだした。
「あ、そう言えばね隣のオジさんがのど自慢に出たの不合格だったんだけどね(笑)」
あかねは黙って歌手募集のチラシを梅子に見せた。
「歌手・演奏者募集?・・・あかねさん受けるの?」
「ううん・・・」
あかねは、蒲田駅に試験を受けには行ったが結局受けなかった事を告げた。
それを聞いた梅子は受ければいいと伝える。
「・・・でも素人だし経験者募集ってかいてあるでしょ?」
「そんなの上手ければなんとかなるわ。人は皆、自分の可能性を試す権利があるのよ。
・・・これは兄の受け売りだけど(笑)」
梅子が笑うとあかねも一緒になって笑った。

松子が帰宅しようと会社の廊下を歩いていると調査部の女性・冴子が話しかけてくる。
冴子はいきなり真田と別れて欲しいと松子に言い出す。
その後、喫茶店に入った松子は冴子に説明した。
「・・・じゃあ、あなたは真田さんと何も?」
「何もありません」
「そんな事言って、そのうち・・・」
冴子がしつこいので松子は呆れてしまう。
「あの人のどこがいいんですか?・・・会社の人が噂しているのを聞きました。
お酒を飲んでばくちをしてあちこちで借金までしてるんでしょ?」
「そうです。どうしようもない人です。・・・だからほっとけないんです」
冴子が静かに真田の事を話し始めた。
「・・・あの人、戦争に行く前はもっと真面目で明るい人だったそうです。戦争から帰って来てからすっかり心がねじれてしまったそうです」

真田の話を聞いた松子は疲れた顔で家に帰った。
「・・・梅子、いいわね楽しそうで」
家の前できゅうりを楽しそうに洗っていた梅子に松子が声をかけた。
「どうかした?」梅子が松子に尋ねた。
「ううん」
>梅子の知らぬ間に松子の心に小さな変化が起き始めていました。


『梅ちゃん先生』第26話の感想とレビュー

真田さん、モテますね~。・・・ってそれより、気になる点がちらほら。
まず、ハナちゃんについてですが、人間なのかというところが気になります。
典子さんの話だと小さい頃から家族のように・・・うーん、じつは秋田犬なんじゃなかろうか。もしくは牛とか馬とか?もし、人間で無かった場合でも梅子達は何も思わないのかしら?
それと医専の学生は商売はいいのかな?その前に、コーラっぽい飲み物をコーラと偽って売ってしまう陽造に疑問を持たない梅子・・・。
「この家の人間はどうかしてしまった!」と建造が再び嘆きそう。
そんな中、相変わらず梅子と竹夫のやりとりは、面白いです。

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