連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月10日木曜日

梅ちゃん先生 第34回 あらすじと感想(5月10日放送)

第34回『次へのステップ』あらすじ

「梅子から聞きました。どうしてダンスパーティがいけないんですか?」
家に帰宅したばかりの建造に芳子が詰め寄った。
「学生にはふさわしくないと言ってるんだ!」
建造が芳子に対して怒鳴った。
「梅子、ダンスパーティやるの?いいじゃない!」
正枝が梅子の持っていたチラシを手にすると芳子も同調する。
「でしょ?私も良いと思います!」
「・・・なんだと?」
反論してきた妻を建造は意外に思った。
「芳子さん、強は随分言いますね(笑)」
「こないだ意見したらスッキリしたんです。もう少しやってみようかと(笑)」
「やらなくていい!!(怒)」
建造が大きな声で芳子に言うが正枝は構わず続けた。
「やりなさい。新しい憲法で男女同権って言うでしょ?」
「・・・女ばかりでこっちが男一人だと思って」
「だったら竹夫を見方につけますか?」
「ふん!勝手にしろ!」

「ダンスか~・・・懐かしいわ」
芳子がチラシを見ながらウットリしながら言ったので建造は驚いた。
「・・・懐かしいってなんだ!?」
「あら、私、若い頃やってたんですよ~教えてくれる人がいたの(笑)」
「そんな事、知らないぞ!!」建造は血相を変えて立ち上がる。
「そりゃそうですよ~お父さんと結婚する前だもの(笑)」
「お前・・・ダンスの話なんかしたことなかったじゃないか!」
「話しませんよ~どうせお父さんは『ダンスなんか』ってバカにするでしょ?」
芳子に何も言えずに建造は座った。
こうしてダンスを習っていた芳子に梅子はダンスを教えてもらうことになった。

>梅子達は芳子にダンスをコーチを頼みダンスパーティに向けて練習するようになりました。「スロー!スロー!スロー!クィック!クィック!」
そんなある日の帰り道、江美がマンホールに落ちてしまう。
>金属供出のため、マンホールの蓋が外されたままになっているところがありました。
>人が落ちる事故がしばしばおこっていたのです。
>不幸中の幸いというべきか江美は脚を捻挫しただけですみました。


ニューオリンズの下見に来ていた梅子達や中央医大の学生に支配人の久保田はバンドも協力する事を約束する。梅子はバンドの演奏をじっと見つめる松岡がきになった。
「どうしたんですか?」
「この間まで戦っていた相手の音楽をよく平気で演奏出来るもんだ…全く日本人というのは面白い。」
「人ごとみたいに…」 梅子は松岡のバンドの演奏練習に対する感想を聞いて顔をしかめた。
「ところで下村梅子さん、あなたのお父様は帝都大の下村建造先生じゃないですか?」
「・・・そうですけど」
「やっぱり!下村先生の急性気管支炎の論文には感銘をうけました。お会いしたいな!」

― ニューオリンズの帰りに梅子は松岡を連れて帰ってくる。
「・・・あの、紹介したい人がいるんです」
家に帰宅した梅子が建造と芳子に伝えると二人は動揺してしてしまう。
「・・・梅子、いつの間にお前は…!いきなり連れて来る前に私に話すのが筋だろう!」
建造が梅子を叱責するのを横で聞いていた松岡が梅子に耳打ちをした。
「お父様は誤解されているようですが…」
「誤解?」
「初めまして。中央医科大学の松岡と申します。実は今、肺結核について研究をしておりまして、それで是非、下村先生のお話を伺いたくて」
「そうですか…はっはっは(笑)」
建造と芳子は自分達が早合点をしていた事に気がついた。

― 真田の見舞いに来ていた松子は酒を探すが見つからないので帰ろうとした。
「あ~!まだ布団の中見てない~(笑)」真田は布団から隠し持っていた酒を出した。
「もう…また!!(怒)」
松子はやってきた看護婦に酒を渡すと看護婦に笑われてしまう。
「この人、あなたに心配して来て欲しくってわざとお酒の瓶を隠しているんじゃないですかね…だって全然飲んでないでしょう(笑)」
松子がベッドの真田を見ると真田はネタフリをして誤魔化していた。

― 建造と松岡は医学の話で盛り上がっていた。
話の中で松岡は3年間、結核の治療の為三年間休学していたことを打ち明ける。
そして患者になった自分を観察し、いろいろと分かった事があると話し始めた。
「例えば、安静が肝要だと言いますが安静にするにも忍耐力が必要なんです。なのに医者は安静にしろしろとうるさく言ってかえって患者の忍耐力を阻害する事が多い」
「なるほど、肝に銘じておこう(笑)」

松岡は建造に礼を言って下村家を後にする。
「いい人じゃないですか。ちょっと変なところはあるけど・・・」
松岡と近くまで松岡を送ることになった梅子の後姿を見ながら芳子が言った。
「男はちょっと変なくらいがちょうどいい」
「そういうのを我田引水って言うのよ」正枝はそう言うと近所の用事へ行く。
「・・・あの人、いくつですか?」
「病気で休学したと言っていたから25歳だろう竹夫があのまま医大に通っていたらあんな話ができたんだがな・・・」建造が残念そうに呟いた。
「・・・結婚相手にどうかしら?」
「ん?・・・なるほどな」
建造と芳子はそのまま家に入ると、すぐ後ろにあるトイレの戸が開いて信郎が出てきた。

― 松岡を見送った梅子は松子と出会う。
梅子は松子に松岡を見送ったことを伝えた。
「へえ~梅子が男の人を連れてくるなんて初めてじゃない(笑)」
すると後ろから信郎が慌てた様子で走ってきた。
「梅子!お前、今日、来てた奴と結婚するのか?」
「まさか(笑)」
「お前の親父とお袋が言ってたぞ」
「え!?私まだ結婚なんて…だって医専に入ったばかりよ!これから勉強だって言う時に…私、断る!絶対断るから!!」
そう言うと梅子は家に向かって走り出した。

『梅ちゃん先生』第34話の感想とレビュー

松岡さんが同級生のみんなより年上である理由がようやくわかりましたね。
意外にあまりたいした理由じゃない・・・もっと壮大な事情があるかと勝手に思ってました。それにしても梅子の母・芳子さんも感想を言ってますが、コイツも変です(笑)
自分が入院して、患者として自分を観察したことについて
『更に観察を勧めた所、腹の立つ言動が50種類ほどある事がわかりました』・・・って、なんか、一見すると凄いことを言ってるようだが、要するに自分が頭に来た医者に対する愚痴(笑)。それを真顔で伝えるところが、今日の一番笑えました。データ取るなら、自分でなく他の患者さんもとらないと。
あと建造と芳子、信郎の早合点は、このドラマのお約束ですね。
今日もナレーションが少なくて、イライラせずに見ることができました。

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