連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月12日土曜日

梅ちゃん先生 第36回 あらすじと感想(5月12日放送)

第36回『次へのステップ』あらすじ

夜、梅子は思い切って家族に話を切り出した。
「日曜日のダンスパーティー・・・みんなも来てくれないかな?」
正枝や芳子達は自分達も参加していいと聞いて喜んだ。
梅子は正枝、芳子、松子にチケットを手渡と俯いている建造に声をかけた。
「あの…お父さんも来てくれない?…お父さんもダンスパーティに招待します!」
「何を言ってる(怒)!誰が行くか!!」
建造の返答に梅子はため息をついた。

>ダンスパーティの日がやって来ました。
ダンス会場となるニューオリンズには続々と大勢の人が続々と入場していた。
雪子と伊東が仲良さそうに話しいているのを山倉は見ていた。
「沢田さん!雪子さんの隣にいるあの男、何者ですか?」
「…あの人は強敵よ~健闘を祈るわ(笑)」
弥生は山倉の肩をポンと叩いた。

― その頃、梅子や松子、芳子達もニューオリンズへ向かうべく家を出る。
「…お父さん、やっぱり来ないのかな」
梅子は振り返って家の方を見た。
すると康子とその父親・邦夫とバッタリと出会った。田舎に帰る邦夫は下村家に挨拶をしにきたと説明した。
「こいつをよろしくお願いします。こいつがここで旦那の心配をしてるのなら、ワシら親は田舎でこいつの心配をしておりますよ(笑)」
邦夫の言葉を聞いた梅子は、芳子達に先に行くように伝えると走って家へ引き返した。

― ダンスパーティー会場に行ったはずの梅子が帰ってきたので建造は少し驚いた。
「どうした?行かないのか?」
「お父さんも来て!」
「バカ、行かないと言った筈だ・・・」
建造は、ため息まじりに答えた。
「・・・やっぱり私、家族みんなで行きたいの!」
「どうして、そんなことにこだわる?」
「私、小さい頃、木登りが好きだった」
「それがどうした?」
「私が気に上ると下から『危ないから降りてきなさい』ってお父さんの声がいつも聞こえた。「…降りてこなかったじゃないか。それどころかどんどん上に行って」
「うん。お父さんが下で見守っててくれると思うと安心して上に行けたの…私も竹夫兄さんも松子姉さんもお父さんやお母さんが心配してくれてるからもうすこし先に行ってみようと思えるの。きっと。お父さんが心配しててくれるから私達大丈夫なの!」

「はぁ~勝手な事を…」
「ごめんなさい…ううん、いつもありがとう。心配してくれて…今日はお父さんと踊りたいの!」
俺は踊らん!…というより、踊れない
建造が照れくさそうな返答するとに梅子は立ち上がった。
「教えてあげる。私、お母さんにダンス教わったの。
「どこぞの男に仕込まれたダンスか」
「いとこの義雄おじさんよ?法事に来てたでしょ?」
「ああ…あのなすびみたいな顔した男か…なんだ(笑)」

― 仕事をしている信郎に信郎の母・和子がダンスパーティに行かないのかを尋ねた。
「・・・学生のチャラチャラしてた遊びに付き合えるか!」
信郎の言葉に構わず、和子は梅子の家に来た松岡の事を思いだした。
「梅ちゃん、この間来ていた医学生の人と踊るのかね?」
「梅子とアイツとは何でもないよ」
信郎が答えると父・幸吉が話に割って入ってきた。
「今は何でもなくてもな、男と女が体を寄せ合って踊ってみろ?
自然と恋も生まれようってなもんだい!いいなぁ~若いって(笑)」
幸吉は両手に持った二つのネジを信郎の前でくっつけてみせた。
信郎は口を尖らせて作業を続けた。

― 盛り上がっていたダンス会場が突然の停電になり店は暗くなってしまう。
「皆さん、お静かに!良くある停電です!」
ニューオリンズの支配人・久保田が説明するが客(?)達は動揺していた。
そんな中、梅子は冷静にろうそくに火を灯した。
「ここに蝋燭がありますので慌てずに持って行ってください!」
梅子の指示で客達は落ち着きを取り戻し、あちこちに火がついた蝋燭を置いた。

芳子が蝋燭をテーブルに置くと横に立っている建造に気がついた。
「お父さん…」
建造の隣にいた梅子は芳子に耳打ちをすると芳子は笑って建造をダンスに誘った。
「・・・いとこの事、勘違いしてたのね(笑)」
「関係ない」芳子が踊りながら言うと建造は不機嫌そうに短く答えた。
「ちょっと嬉しいです。焼きもち焼いてくれて(笑)」
「関係ないと言ってるだろ」
建造とのダンスをしていた芳子は、強引に松子と交代する。
「・・・お父さん、心配かけてごめんなさい」
芳子と交代して建造と踊る事になった松子は、戸惑いながらも建造に謝った。
「…もういい」
建造の緊張した表情に松子は、つい笑ってしまう。

― 松子と建造のダンスを梅子が楽しそうに見ていると信郎がやってきた。
「ノブ、来たの?」
「・・・来ちゃ悪いかよ」
「ううん。ありがと(笑)」
すると横から松岡が近づいて来て信郎に構わずに梅子に話しかけてきた。
「立ってても仕方ないし、踊りますか?」
そして松岡と踊り始めた梅子を信郎はホールの端で複雑な表情を浮かべながら見ていた。


『梅ちゃん先生』第36話の感想とレビュー

ここ最近の梅ちゃん先生で、最も楽しめた回でした。
梅子が何だか主人公っぽかったし、停電に対して冷静に対処していたのは成長した証拠?
なんか以前の梅子なら「キャー!」とか言いそうでしたが・・・解剖学の先生によって梅子の医者としての資質が突然、開花したのかな?建造に小さい頃の木登りを引き合いに出して、竹夫と松子の事も代弁するところも感心しました。
ただ・・・「お父さんと踊りたいの!」と言いつつ、踊ってない(笑)
そんな説得もあってか、ダンスパーティーに来る建造、カチコチで踊るシーンは笑えた。
しかし、今日の一番ツボにはまったのは、信郎と山倉の蝋燭の火を真顔で渡すところです。
あまりにシュールすぎて(笑)
あれは、山倉→雪子、信郎→梅子という事で2人が結束することを暗示してるのかな?
そして梅子の結婚相手は信郎なのかもしれないと・・・。
来週は竹夫とあかねの恋の行方、弥生の悩み等、気になる内容で楽しみです。

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