連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月18日月曜日

梅ちゃん先生 第67回 あらすじと感想(6月18日放送)

第12週『大告白』あらすじ(第67回)

「暖かくしていけはないでしょう?なんで『行かないで』って言わないの!?」
弥生が梅子を誰もいない部屋に連れ込んで問いつめた。
「聞いてたの?…だって仕事なら仕方ないじゃない」
「転勤しろって言ったの下村先生でしょ?もしかして梅子と松岡さんを引き離す為に…」
弥生は建造が2人を遠ざけるために転勤を命じたと予想した。
「2人の関係って…父は私達の噂は知っていたけど何も無いのはわかっていた筈よ」
梅子の気持ちを建造に打ち明ければ転勤の話がなくなると弥生は梅子に提案した。

帰宅した梅子は縁側で涼んでいる父・建造に松岡の転勤について質問してみた。
「青森の病院から誰か来て欲しいと話があって色々考えたんだが彼が一番適任だと思った」
「松岡さんは大学で研究を続けたいんじゃないの?」
「研究も大切だが臨床の経験も必要だ。地方の病院を見るのも悪い事じゃない」
「変わった人でもいいの?」
「いいだろう。少しくらい」
「少しかな?」梅子は小さく首をかしげた。
「それにお前達の事も考えてな。お前達も病院であらぬ噂を立てられて迷惑してたんだろ?だったらいっそ離れるのが一番の解決法だと思ったんだ」
建造の言葉に梅子はうなづくことしかできなかった。

― 梅子の姉・松子は加藤のプロポーズを松子は思い返しながら衣類を畳んでいた。
梅子は松子に加藤のプロポーズはどうするのかたずねてみた。
すると松子は『検討する余地はありません』と答えた。

翌日、梅子と弥生は食堂で並んで食券を出しながら松岡の事について話していた。
「先方にね、誠実で朴訥(ぼくとつ)な人がいいって言われたんだって」
「ふーん、変わり者でもいいのかな?」
「いいみたい。だから松岡さんが適任なのよ」
二人は定食が乗ったトレイを持って食堂のテーブル席に座った。
「こうなったら松岡さんと下村先生に直訴すれば?私達、相思相愛なんですって」
「でも…まだ向こうがどう思ってるかは…」
「ううん…松岡さんも梅子のことが好きなのよ」
「え!?」
「だからまずは彼と気持ちを確かめ合って」
「私、自分の気持ちに自信がないっていうか…」
「好きじゃないの?」
「好きとか好きじゃないとかっていざ口にしようとすると本当なのかなって、なんだか自信がなくて…」
「人を好きになるって自信があるかないかで決まる者じゃないでしょ?そんなのおかしいよ!好きはただ好きって事でしょ?…なんか梅子らしくないよ?」

松岡は青森の山で遭難しの寒さを一生懸命に説明している山倉を怪しんだ。
「さっきから、どうして僕に転勤を辞めさせるようなことばかり言うのかな?」
「僕は客観的事実として青森は寒いということを君に伝えようとして…」
「明らかに誇張して言っている!」
「…いいのか?このまま転勤して」
「何か問題が?」
「梅子さんの事だよ!好きなんだろ?」
「転勤を命じられたら行くのは当然だ…むしろ好きだの嫌いだという前に話を聞いて良かった」
「・・・わからないな」松岡の言い分に山倉は首をかしげた。

梅子は第一内科の報告書が紛れてしまったと第二内科に来る。
「あるとしたらここですね。・・・あ~、やっぱりうちのと混ざってる」
看護婦の代わりに報告書を探しはじめた松岡に梅子は話しかけた。
「あの…!青森の転勤の事なんですけど…」
「実は僕も少し悩んでいて・・・・・・やはり、寒いそうなんです」
「え?」
「寒いのは苦手で・・・」
「私は暑い方が苦手です・・・寒いのは色々着込めばなんとかなるような気がして」
「暑いのは気持ちがいいじゃないですか!南国気分というか」
「カラっとした南の島ならいいけど、日本の夏はジメ~ってしてるでしょ?」
「南の島に行った事があるんですか?」
「せいぜい伊豆ですけど?」
「・・・伊豆はそんなに南じゃない・・・・・そもそも島じゃない」
松岡は報告書を梅子を渡すとさっさと自分の業務に戻ってしまうのだった。

竹夫のオフィスにやってきた梅子は母から預かったマフラーと手袋を竹夫に渡した。
すると陽造が現れ、これから坂田と飲みに行くと梅子と竹夫に説明した。
「お酒か…」
「梅子も行くか?」
「いいの!?飲みたい気分なの!」
「何が飲みたい気分だよ!子供のくせに!」
「失礼ね!もう子供じゃないわ!」
「そうだよ!梅子はもう大人だよ。恋の悩みでも何でも聞いてやるよ?」
「…そんなの無いわ」
「ん?あるな!!悩み?飲みたい気分(笑)?」
竹夫がニヤニヤしながら梅子を見た。

陽造と一緒に梅子が坂田医院を訪れると坂田は梅子の肩を掴んだ。
「ちょうど良い所に来たよ!今から来るって患者から電話があって。アンタ、診察して行ってくれ!アルバイト出すから!」
「私が!?」
梅子が坂田の頼みに面食らっていると和服の女性と腹を押さえた若い男性が現れる。
「電話の人ね?この人が診てくれるから!こう見えて帝都大学付属病院の先生!」
坂田は梅子が止める間もなく陽造と一緒に飲みに出かけてしまう。

仕方なく梅子は男性を診察することに。
男が吐き気と腹を下して鯖の刺身を食べた事から食あたりだと説明した。
シィーッ!マズイよ食当たりは!何処で何を食ったかって話になるだろ?」
「どうしてですか?」
男の言い分になかなか理解できない梅子と違い静子は冷静に男性に確認した。
「誰と食べたかが問題なんですよね?」
「あんた、察しがいいな…だから食あたりの意外でなにか一つ!金なら出す!!」
「困ります!」
すると、若い女性が腹痛を訴えながら病院に入ってきた。
「女将さん!?」女性は待合室にいた和服の女性をみて驚いた。
和服の女性は、若い女性も腹を抑えていたのが気になったので診察室に入ってきた。
「何だか怪しいわね~先生!ちゃんと診察してちょうだい!私はここで見てるわ!」
>気分を変えるつもりが坂田の頼みを聞いたことを後悔している梅子でした。

『梅ちゃん先生』第67話の感想とレビュー 

土曜日に松岡が動揺して『青森は寒いのか』梅子に確認したと思って書いてしまいましたが、純粋に寒いのか本当に心配していたとは…(驚)。動揺しまくりで落ち込む梅子に対して、松岡はマイペースということですね。やはり周囲が『変わり者』と認めるだけありますね。 『梅子』×『竹夫』の会話も面白いですが『梅子』×『松岡』の掛け合いもテンポがよくて楽しかったです。「伊豆はそれほど南じゃない・・・そもそも島じゃない」って冷静に言う松岡、サイコーでした(笑)

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