連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月3日火曜日

梅ちゃん先生 第80回 あらすじと感想(7月3日放送)

第14週『巣立ちのとき-第80回-』あらすじ(ネタバレ)

看護婦長の山下は建造にちゃんと指示に従うように注意した。
「患者なんですから言う事を聞いてください!…でないと“あれ”を皆に言いますよ?」
「また“あれ”か…わかった…」
「“あれ”って何ですか?」
狭山と梅子は建造を大人しくさせる“あれ”が気になるが山下が教えてくれなかった。

心配する事は何もないと知ると建造は面白くなさそうな顔をした。
「せめてここで教授会の資料を読むくらいはいいだろう?」
建造が怖い顔をしている山下に質問した。
「考えておきましょう」
「・・・いつも患者にそんなに偉そうなのか?」
「言うことを聞かない患者にだけです」
梅子は二人のやりとりが可笑しくなった。
狭山と松岡、山下は病室を出て行き、梅子と建造だけになった。
「お前も仕事に戻れ」
「お父さん、あの…昨日言った開業の事は…しばらく忘れて下さい」
「もう忘れた」

梅子が担当することになった並木涼子の病室を訪れた。
「また来たの?(笑)」
「何度でも来るわ。あなたを大会までに治すって決めたんだから(笑)」
「フフフ!これあげる…あ、ごめん!」
涼子は膝の上にあったキャラメルを梅子に渡そうとするがポトっと落としてしまう。
「ありがとう」
キャラメルは彼氏から貰った言う涼子に梅子は松岡から何も貰った事がないと打ち明けた。
涼子は松岡もヒドいが女性にも問題があるんじゃないかと言いだす。
「甘え方が足りないのよ!松岡先生にたまには甘えてる?」
「ううん…『仕事に対する姿勢が甘い!』と言われた事はあるけど…」
「男の人は甘えられると弱いのよ?今度甘えてご覧なさい。甘え方にもコツがあってね…」

― 梅子は資料室で偶然会った松岡の肩に早速そっと頭を預けてみるが心配されてしまう。
「大丈夫?疲れてるみたいだな」
「…ううん」梅子は仕方なく松岡から離れた。
「そうだ!開業医について調べたんだ!…参考までに」
松岡は梅子に東京で開業する場合の費用が記された紙を渡した。
>松岡の心遣いが嬉しい梅子でしたがそこには『開業するのは諦めろ』と
>言わんばかりの数字が並んでいました。

梅子が呆然と紙を見つめていると坂田から電話が鳴る。
急な用事でバイトを頼みたいと坂田が言うが梅子は断わる。
梅子は弥生に自分の代わりに坂田医院でバイトしてくれるよう頼んだ。
「え!?私!?」
「お願い!坂田先生が困ってるの!」
「どうして自分が行かないの?」
「父が倒れたのにバイトしてる気分じゃないし、患者さんの事で調べたい事もあるの」
「…その医院てガラの悪い場所なんでしょ?」
「良いとは言えないけど…そんなに酷くないと思う…弥生さんって意外とお嬢さんなんだ」
「そんな事無いわよ!行くわよ!行けばいいんでしょ!?」
そして梅子は父が倒れた事と開業に反対された事は坂田に内緒にして欲しいと弥生に伝えた。
病院からの帰り道、梅子は安岡製作所を訪ねようとすると中で信郎と咲江がいるのが見えた。梅子は2人の邪魔にならないよう素通りしようとするが、足元の器材に躓いてしまう。
「梅子!何やってんだ?」
梅子のつまづいた音に気がついた信郎と咲江が梅子に声をかけてきた。
「ううん、なにも!」
咲江は梅子に診察してもらった木島の具合が良くなってきた事、信郎は母・和子達が診察を受けて喜んでいたことを梅子に伝えた。
「そうだ!病院なんか辞めてこの辺で町医者やれよ」
「…そんな簡単に言わないでよ、開業医って色々と大変なの!」
「この工場だって最初はどうなるかと思ったけど、やってみたらなんとかなるもんだぞ?」
「医者と工場はちがうの!」
その時、信郎は梅子がつまづいた拍子に箱から落ちた器材に気がついた。
「あ!お前、落としたな!?」
「こんな所に放っておくからでしょ?」
「放っておいたじゃない!置いてあったんだよ!…一個、貸しな(笑)」
しぶしぶ梅子が帰って行った後、咲江が不満そうな顔をしていた。
「信郎さんって、私と梅子さんで態度が違う…何て言うか…私には優しい」
「優しい方がいいだろう?」
「フフフ!うん」

その頃、ビクビクしながら弥生が坂田医院に到着した。
「沢田さん?いやどうぞどうぞ(笑)!良く来てくれた!院内にあるものは何でも使ってくれて構わないから!分からない事があったらこの人に聞く」
坂田は医院を手伝う野島静子を指した。
「…わかりました」
「しかし意外だな、こんな美人が来るとはね~(笑)」
坂田は白衣を脱ぎながら弥生に言った。
「え?からかわないでください!」
「いや、からかってなんてないよ?もっと若かったらね、お付き合いしたいくらいだな」
「…どうみてもからかってます」
「笑ってごらん!」
坂田が弥生の顔に近づいて言った。弥生は引きつりながら笑顔を作った。
「ああ素敵だ。今度デーとしような!じゃ、あと頼んだよ!」
そのまま坂田は慌てた様子で坂田医院を後にした。

夜、梅子が机に向かっているとお茶を持って祖母・正枝が現れた。
「ね、梅子、建造さんが倒れる前、何の話してたの?」
「どうしてそんなことを…」
「こないだ梅子、夜中に起きて考え事してたじゃない?坂田先生の事色々話してくれたでしょ?」
「関係ないわ。…お父さんとはただ仕事の話をしてただけ」
「…そう。そんならいいの…まだ仕事があるの?患者さんの心配するのもいいけど自分の体の心配もしなさいよ」
正枝は梅子に優しく言うと部屋を出て行った。

翌日、坂田医院を手伝った弥生に梅子が礼を言った。
弥生が何かを言いかけるが、その時、梅子は看護婦に呼ばれてしまう。
至急来て欲しいと伝言を受けた梅子は涼子の病室へ赴くと涼子は沈んでいた。
「どうしたの?」
「私…もう駄目かもしれない…」
>いきなり泣き出した涼子に戸惑うばかりの梅子でした。


『梅ちゃん先生』第80話の感想とレビュー

患者の並木涼子が持っていた紙は、たぶん…。
それよりも高校生の患者から恋の手解きを堂々とされる梅ちゃん(笑)
今は何歳の設定なんでしょうかね…天然なのか涼子に気を使ってるのか…うーむ。
弥生が久しぶりにメシ友じゃなくエピソードが発生したは喜ばしいですが、付録の山倉がいなかったことが寂しいです(笑)
気がつけば物語も折り返し点を超えて後半に入っていたんですね。

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