連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月24日金曜日

梅ちゃん先生 第125回 あらすじと感想(8月24日放送)


第21週『魔法のことば-第125回-』あらすじ(ネタバレ)

「あれから村田さん、来ませんね…具合でも悪いのかな」
梅子はロシア人と恋愛話をしてくれる患者村田アサのカルテを見ながら相沢に言った。
「…具合が悪けりゃくるでしょ。もしかして…楽しみにしてます?」
「あの人の話、楽しいじゃないですか?なんだか小説みたいで(笑)」
相沢は本を見せながらロシアの歴史と村田の話が矛盾すると指摘した。
「…どうも作った話のような気がします」
「でも、もし作り話としても別に迷惑を被ってる訳じゃないんだし(笑)」
村田の治療費をツケにしている事、もし作り話であれば税理士の息子も存在しない可能性があると相沢が言うので梅子は不安になった。

梅子が康子の店に出前の器を返しに行くと村田アサが歩いているのが見えた。
すると康子が村田を見てアメリカ人と恋愛し離ればなれになった話を村田から聞いたと話しだしたので梅子は言葉を失った。
「私、その話聞いて泣いちゃった(笑)」
康子の話を聞いた店の客が後ろで爆笑した。
「ハハハ(笑)あの人、あちこちでホラ話して回ってんだぞ?結構良い所のご隠居さんだろうけど、家じゃ家族に相手されてないんだろうな。つい寂しくて話聞いてくれる人見つけちゃホラ話してんだよ」
客の説明に康子の夫・和也は『泣いて損した』と憤慨した。

梅子の病院に弥生が父親の病院の経理を任せている税理士を連れて来る。
「すみません、急なお願いで」
「いいえ、弥生お嬢様のお願いを断る訳にはいきませんよ(笑)」
「どうしてもっと早く相談してくれないのよ~」
「最初は他にアテがあったもので…」
「そういえば!下村先生、ここんところ大変だったんだよ!肺がんの患者さんが肺炎を併発してね、容態が安定しなくて目が離せなかったの。
「まあ、やっと落ちついてきたみたいだけど…」
勝手についてきたと弥生が説明する山倉が言った。
「うちではそう言う話しないの?」
「ぜんぜん」
「家族の話も聞かないけどもともと自分の話もしないの…」
梅子の話に弥生も自分の父も同じだと同意した。
「家族なんだし少しは話を聞いたりしたり、そういう努力をしてもいいんじゃないかな?」
「僕だったら何でも話すけどな(笑)」
「あなたはぺらぺら話し過ぎなの!」
その時、松子からの電話が鳴り梅子は夜松子の家に行く事になった。

松子は昌子が来たら家事と育児に口を出さないで欲しいと伝える事を加藤に言った。
「お袋…そんな口を出してるかな…」
「気付いてなかったの?」
「お袋もそんな悪気があるわけじゃない…わかったよ」
「私、お母さんを見てて言うべき事はちゃんと言わなきゃって思ったの…だってお母さんがお父さんに言いたい事を言えてたら家を出ようなんて思わなかったんじゃないの?」
「そうなのかしら…」
芳子は松子の指摘に首を傾けた。
加藤が梅子が来た理由について尋ねようとした時、ブザーが鳴り昌子が入ってきた。
昌子は家に入ると真っ直ぐ孫・孝介の元に行き買って来た積み木を出し始める。
「あの!孝介の育児の事は俺たちに任せてくれないか?」
「私が母親ですので…」
「そんな事わかってますよ!でもこの子は加藤家の跡取りですからね~へへへ(笑)」
「…跡取りなんて言う程の家かな」
加藤は再度、育児の事は母親である松子に任して欲しいと昌子に伝えるが昌子は反発した。
「松子さんに任せていたらどうなるの!薄着ばっかり着させて!」
松子に合図をされたので梅子は予定通り育児について説明しはじめた。
「赤ちゃんもお母さんと同じだけ来てれば十分なんです。昔みたいに何枚も着させ過ぎると皮膚が弱くなって風邪をひきやすくなってしまいます」
「…そう。みんなで私、邪魔者にするのね…ここには私は来ない方がいいのね…わかりましたよ!もう来ませんよ!私の事なんて誰もわかってくれないのよ!!」
昌子は半分泣きながら荷物(積み木)を片付け帰ろうとした。
「ちょっと待てよ!お袋!落ち着けよ!」
加藤達が必至に昌子を抑えていると芳子が自分には気持ちが分かると言い出した。
「私…昌子さんはご主人を島に無くされてたった一人の息子さんが結婚してずっと1人暮らしでしょ…私にはお父さんがいて梅子が家にいて、でも家族と一緒にいていろいろ話をしててもそれでも…寂しいって思う事があるのよ」
すると梅子と松子が芳子の意見に同意した。
「私が一生懸命家事をやってもお父さんもノブも当たり前みたいな顔をして、何だか自分が価値のない人間だって言われてるような気がした、私も寂しかった…」
「私もそんな風に感じる事あるわ」
3人の話を聞いて昌子は力が抜けたように座った。
「そうね…旦那が生きていた頃は私も…」

「ありがとう、お母さん。私達がこうしていられるのはお母さんのおかげ。もっと、いつもちゃんと感謝すればよかった。ありがとうって言えばよかった…」
「ううん充分よ。今ので充分(笑)」
松子は昌子の近くへ行くと頭を下げた。
「お母さん…すみませんでした。私、なんでもかんでも自分でやらなきゃって思ってました。でももっとお母さんを頼ってここは自分でやりますけどここはお願いしますっていえればよかった。…いつも、私私達の心配をしてくださってありがとうございます」
「いいのよ、そんな…」
その時、孝介が泣き始めたので昌子は松子に面倒を見るように言った。

松子が孝介をあやす姿を見ながら芳子は家に帰ろうといい始めるが梅子は止めた。
「駄目よ!今帰ったら駄目!お母さんに一番寂しい思いをさせたのは誰?
お父さんでしょ?お父さんがその事をわかって反省しないと何も変わらないと思うの!…私、お父さんに『帰って来てくれて』って言わせてみせるわ!」
梅子の提案に昌子も松子も同意した。
「少しはお灸をすえないと!…でも、そんなこどうやって?」
「…え?どうしよう」
>梅子に明暗は浮かぶのでしょうか?

『梅ちゃん先生』第125話の感想とレビュー

見終えた後、若干、強引にまとめた印象を受けましたが、昌子と松子の嫁姑問題は一件落着したようです。松子が昌子に頼れば良かったって言うけど…そうなの?
それはさておき、弥生と山倉コンビが久しぶりに登場で、ちょっとインターン時代が懐かしかったです。帝都医大にいたころの方が個性的なキャラが沢山いて面白ったかもしれないと思う今日この頃です。嫁姑問題とかより、鼻に詰まった物をコレクションする医者とかドイツ語かぶれの準教授とか…なんかキャラに愛がありましたよね(笑)

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