連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月23日木曜日

梅ちゃん先生 第124回 あらすじと感想(8月23日放送)


第21週『魔法のことば-第124回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子は急いで建造と信郎の料理を料理を出すが二人は料理を口に運ぶと文句を言った。
「…みそ汁、薄味だな」
「天ぷらも出来合のものじゃないか!」
2人の文句に梅子は異を唱えた。
「お母さんと同じようにはいかないわ。お母さんはこれを30年もやってるんだから」
建造は料理を食べながら家出をした芳子に腹が立った。
「それを放り出していい加減な奴だ!」

― 翌日も梅子は仕事を終え、買い物から急いで帰った。
「ただいま!今日はちゃんとトンカツ家で揚げるから…」
梅子が台所に買い物籠を置くと居間で信郎と建造が丼物を食べているのが見えた。
「おかえり~腹減ったから“みかみ”から出前取った(笑)お婆様は部屋で食べてる」
「たまには、こういうのもいいな」
2人の態度を見て梅子は無言で買って来た食材をわざと強く机に出していった。

― 夜、寝ている梅子に信郎は謝った。
「なあ…ごめんな。大変なのに…ごちゃごちゃ文句行ったりで前取ったりして…そう怒るなよ!謝るから!機嫌直せよ」
「機嫌直せって、それは指図?」
信郎は土下座して梅子に再度、謝罪すると梅子は部屋の明かりをつけた。
「…分かった」
「よかったぁ~梅子があんな風に怒るなんて初めてだからビックリした!」
「私、そんなに怒ってたかな?」
「ああ、怖かった(笑)」
「そう?じゃあ、たまには怒ろうかな(笑)」
「いやいや!もういい!」
「…でも、お母さんは全然怒らなかった。どんなに文句言われても不平一つ言わずに家事をやってた。一人でやってみて分かったけど凄く大変なのよ。時間もかかるし…外の空気を吸いたいって気持ちよく分かる気がする家の事忘れてのんびりしたってバチは当たらないわよ」
その頃、一階では建造が引き出しから出した『俳句の会』のチラシをじっと見つめていた。

― 松子と加藤と竹夫、信郎、梅子が梅子の部屋に集まっていた。
「その後、お母さんの様子は?」
久しぶりに2人で出かけたとハシャグ松子夫婦に竹夫が尋ねた。
松子は出て行った理由を言わないどころか自分でもよくわかってない様子だと答えた。
「梅子はお母さんをそばで見てたんだろ?何か代わった事とかなかったか?」
「うーん、別に…お料理して掃除して…多分、何も変わりないのが問題なんじゃないのかな?お母さんの代わりをして思ったの。お母さんて何だか家の中で無視されてたのかなって」
「梅子、無視されたのか?」
「された」
梅子が竹夫に言った言葉に信郎が慌てた。
「いや無視ってほどのことでも!」
松子と梅子は家事をしていると無視されていると感じる事があると意見があった。
「確かにあのお父さんと30年一緒にいるといい加減、頭に来る頃からもしれないな」
「…私だったら3年もたないわ…梅子は何年もつ?」
「そもそも結婚しないと思う…」
「とにかく今回は時間をかけてもお父さんにわかってもらわないと駄目だな」

その頃、松子の家では芳子と昌子が孫の面倒をみていた。
「芳子さんもつい来ちゃったんですか?私もね、家にいてもすることなくてつい来ちゃうんですよ。おせっかいだって分かってても嫌われ者になってもついやっちゃうのね。…旦那でも生きていたら違うのかもしれないけど(笑)」
昌子は家の中を勝手に片付けながら芳子に言った。
「いればいるで大変です(笑)」
「そうね(笑)…うちの主人もね厄介な所がいろいろある人でしたよ。でもね今になると生きててくれればって思いますよ」

―梅子達が話していると一階から建造の大きな声が聞こえてくる。
「おい梅子!飯はまだか!?」
梅子が急いで一階に行こうとすると松子が止めた。
「いいのよ、すぐに行かなくて。お腹が空けばお母さんのありがたみがわかるでしょ?」
「ハハハハ!それはいいですね!」
竹夫は松子の提案を笑いながら名案だと褒めた。

松子が自宅に帰ると昌子の姿はなかったが、洗剤、爪切り、耳かきが勝手に変わっていることに気がつき、複雑な心境になった。
翌日、松子の息子の体をタオルでこする姿を芳子は見ていた。
「こうやって摩擦しておけば寒くなくて皮膚も強くなっていいらしいのよ」
「へえ~育児の考え方ってどんどん変わるのね~」
「…お母さん、どっか出かけてくれば?」
「それがどこも行きたい所がないのよ」
「せっかく羽をのばす良い機会なのに…」
「結局、こうして家事をしているのが一番落ち着くのよね~つい家のことが気になって」
「じゃあ、どうしてでてきたの?」
「どうしてかしらね?でもいつまでもここにいるわけにはいかないし…」
すると昌子が家に入ってきて松子のことなど気にすることもなく孫の所へ駆け寄った。
「あら~孝ちゃん~こんな薄着で寒いわね!」
昌子はさっさと孫に服をきせはじめた。
「松子さん、家事の事は若い人は若い人でやり方があるんでしょうよ。でもね子育ては昔も今もかわるもんじゃありませんからね(笑)」
松子は昌子に何も言い返せず苦笑するしかなかった。

― 夕方、梅子の下に信郎の母・和子が料理を持って来る。
「これで食べて!ひじきの煮付け。一品あるとちょっとは手間が省けるだろ?」
そして和子は、なかなか戻らない芳子の事を心配するのだった。

『梅ちゃん先生』第124話の感想とレビュー

何が凄いって加藤の母・昌子の松子イビリが酷すぎて…松子の精神状態が心配です。
夜の民法のドラマなら包丁握りしめるパターン。建造と芳子、幸吉と和子、信郎と梅子、松子と昌子が衝突しているところをみると魔法の言葉は「ごめんなさい」かな?

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