連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月6日木曜日

梅ちゃん先生 第136回 あらすじと感想(9月6日放送)

第23週『みんなの宝物-第136回-』あらすじ(ネタバレ)

健康診断を終えた子供達が元気よく帰って行くのを見送りながら梅子と相沢は一息ついた。
梅子は、健康診断の最中にやってきた叔父・陽造の事を思い出した。
家に戻ると陽造は祖母・正枝と話で盛り上がっている。
「おう!梅子!…胃の調子がちょっとおかしくてな。梅子に見てもらおうと思って(笑)」
それを聞いた正枝は慌てて陽造が手に持っていたビールが入ったグラスを取り上げた。
「大した事じゃないんだよ。食生活がいい加減なものだからちょっとな(笑)…半分は太郎の顔を見に来たようなもんだ。お前、本当にかわいいな~(笑)」
陽造は籠で寝ていた太郎の顔を覗き込んだ。

陽造を診療所の診察台に寝かせ、陽造を診察した梅子は胃潰瘍だと診断した。
「軽い胃潰瘍かな…病院で検査した方がいいわね」
「検査ならしたよ。病院で。胃潰瘍だって(笑)」
そして陽造は、検査の時に手術しろと病院に言われた事を説明した。
「じゃ、そうすれば…」
「駄目だよ!手術は…仕事が忙しいんだ!」
陽造は仕事が大事な時期で入院は出来ないと説明して梅子に両手を合わせた。
「なんとか手術しないで治してくれないかな?」

梅子は家に戻り、建造や正枝達に陽造を入院してもらうことになったと報告した。
「叔父さん、胃潰瘍なの。入院というかしばらく家にいてもらって私が治す」
「何を言ってる?なんで病院に行かないんだ!」
梅子は陽造の仕事が忙しく、家にいればある程度は仕事ができると説明した。
「いいんじゃない?にぎやかになって(笑)」
芳子と正枝は陽造の入院を喜んだ。
「入院させるということは治療に全責任を負うという事だぞ?」
「わかってます」
「勝手にしろ!!」

翌日、梅子は陽造の入院治療計画を紙にまとめ、看護婦の相沢に見せた。
「この通りやれば二ヶ月で胃潰瘍も完治すると思うんです」
「なぜ病院で手術する事をすすめないんですか?」
「それは…その…いろいろと事情が…」
「わかりました。では回診に行きましょう!」
梅子と相沢は陽造が寝泊まりしている下村家の二階の部屋を訪れ診察を開始した。
「まだ張りもありますね、お薬を飲んで安静にしてて下さい。当分はお酒もタバコも禁止ですよ。この治療計画を守って下さい」
「はい。先生。…でも、変だな梅子に診てもらうなんて(笑)」
「私も叔父さんを診察するとは思わなかった(笑)」
「安静ってどのくらいかな?ちょっと散歩くらいならいいかな?」
「いいわよ。少しはからだを動かした方がいいから。じゃあ、お大事に」
梅子と相沢が部屋を去ると、陽造は梅子に渡された紙を見ながら大きく息を吐いた。

梅子が病院に戻ると昨日来た小学生の男の子・則夫が診療所に来る。
「あ。あなた…どうしたの?」
梅子が則夫に声をかけるが則夫は何も応えずに帰ってしまう。

夕方、康子の店に行ったまま帰ってこない陽造を連れ戻しに梅子は店にいく。
梅子が店に行くと陽造は店で数人の客と盛り上がっている姿が見えた。
「ちょっと散歩するなら良いって言ったのよ。まさかお酒飲んでるじゃないでしょうね?」
「飲んでないよ。水だよ、水(笑)」
陽造は手にしていたグラスを梅子に見せた。
「この人、先生の叔父さんなのか?今、凄い良い話聞かせてもらってたんだよ(笑)」
陽造と盛り上がっていた客の一人が梅子に伝えると陽造が遮るように声を出した。
「梅子先生に怒られるから今日は帰るとするか!またな!」
梅子は客が言っていた“いい話”について気になるが陽造は誤魔化した。

梅子と陽造が玄関に入ると家の中から歓声が聞こえた。
急いで家に入るとノブオが梅子に太郎が寝返り打ったことを報告した。
梅子は初めての寝返りを見逃し肩を落とすのだった。

― その夜、布団で横になる信郎は机に向かう梅子に声をかけた。
「寝ないのか?」
「うん、もう少し。最近新しい論文読む時間ないから…」
「…なんだか梅子見てると太郎の事はどうでもいいように見える」
「そんなわけないでしょ…」
「そう見えるって言ってんだよ。仕事が忙しくて人の心配ばっかり…」
梅子は信郎の言葉に振り返った。
「私だってもっと太郎の事見てたい。今日だって初めての寝返り見られなくて寂しかった…そんな事言ってたってしょうがないじゃない」
「子育ての間くらい仕事止めたっていいんじゃねえか?」
「陽造叔父さんや町の人はどうでもいいの?」
「他にも病院はあるんだし、町の人だって解ってくれるよ。だいたい陽造叔父さん、うちじゃなきゃ駄目なのか?大きい病院の方が良いんじゃねえか?それに母親が側にいないと太郎がかわいそうだろ?」
「じゃあ父親は?いなくていいの?」
「いなくてって…父親が仕事するのは当たり前だろ?」
「そんなの誰が決めたの!?」
「今、バルブのシャフトやってんだぞ!あれ継続してやってりゃ、もっと良い仕事が来るんだ!それで梅子も太郎も食って行けるんだろうが?」
「生活支えてるのはノブだけど食わせてやってるから従えっていうのは何か違うと思う!」
「そんな事は言ってないだろ!とにかくもう少し母親らしくしろよ!…おやすみ」
そう言うと信郎は布団をかぶってしまう。

― その頃、安岡製作所に一人の初老の男性が訪ねてきていた。
「ごめんよ!おう!幸吉っつあん!」
「和田さん…どうしたい?」
「どうしたもこうしたもねえよ!!」


『梅ちゃん先生』第136話の感想とレビュー

陽造叔父さん、本当に胃潰瘍なの?と思わせるような表情が気になります。
陽造の病状、則夫少年と伏線を張りつつ、安岡製作所に駆け込んだ和田さん登場。
いい感じに引っ張りますね~。
それにしても、今日は信郎の器の小ささにガッカリ…予告である程度は知ってましたが。
「今、バルブのシャフトやってんだぞ!!」って(笑)
梅子に力説しても「あのバルブのシャフトを!?」とは、ならないのに(汗)

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