連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月5日水曜日

梅ちゃん先生 第135回 あらすじと感想(9月5日放送)


第23週『みんなの宝物-第135回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子は、なかなか泣き止まない息子・太郎に困っていた。
「なかなか泣き止んでくれないの…そもそもこんなに泣くものなの?」
居間で祖母・正枝と母・芳子に梅子は質問した。
「頼りないわね~ドシっと構えてなきゃ!母親が不安だと子供に移るって言うでしょ?」
芳子に肩を揉まれながら正枝が梅子にアドバイスした。
「…私…昨日、思い出しちゃったの…亀吉のこと…」
「かめきち?」
「池で捕まえて飼ってた亀よ。大事に飼ってたのにある日、突然死んでたの…」
「子供の時の話でしょ?それと何の関係が?」
「私…生き物の世話が出来ない人間なんじゃないかと思って…」
「バカじゃないの?亀と自分の子供を一緒にするなんて(笑)」
正枝と芳子は梅子の悩みを鼻で笑うが梅子は真剣な顔で庭に行ってしまう。
「亀吉のお墓何処に作ったかな…御墓参りしようかな…」

そんなある日、蒲田第二小学校から梅子に校医を頼みに男性教員が訪れる。
「先生には健康診断と予防接種を御願い出来れば…」
梅子が返答に悩んでいると相沢は梅子に小声で助言した。
「医院の経営的にはお受けになった方がよろしいかと…」
相沢の助言に納得した梅子は、男性に笑顔で引き受けると答えた。
「やらせていただきます!地域の皆さんの役に立つためにも!」

― その夜、校医について信郎は心配するが梅子は弥生と山倉が手伝ってくれるのでなんとかなると返答する。
「そうか…ところであれ何だよ。…かめきちって。」
信郎は、“かめきち”と書かれた汚いガラス容器を不思議そうに見つめた。
「私が小さい頃飼ってた亀…覚えてない?」
「…そういえばいたな!亀が!!」
「うっかり死なせちゃったのを思い出して供養してるの!…どうかした?」
「ん?いや(笑)…太郎ってあれだな、将来男前になるな、俺の子だからな(汗)」
「でも子供っておじいちゃんに似るって言うのよ?」
「え?…うちの親父に似るのかよ…そりゃまずいだろ」

― 昭和33年9月、弥生は論文の修正で、山倉は三ヶ月間、長野の病院へ行く理由で病院をしばらく手伝えなくなると2人は梅子に伝えた。
「どうしよう…新しい人を捜すにも時間がかかるだろうし…」
「うん…しかたないわ!一人で頑張ってみる!」
「太郎ちゃんは大丈夫?」
「母や祖母がいるから大丈夫よ。ノブと私で子育てはなるべく2人でやろうって決めてできるるだけ手を借りないでやってきたんだけどこうなったら手伝ってもらうしかないわ。」
その時、相沢が明日から予定されている学校の健康診断のスケジュール表を梅子に見せた。
「一年生180人、二年生210人…こんなに!?」
「…梅子、大丈夫?」
「な…なんとかなるわ」
梅子は弥生に力なく笑って答えた。

梅子が疲れきって帰ってきた小学校の健康診断初日の夜、寝ている梅子を芳子が起こした。
芳子は往診に来て欲しいと患者から電話があることを伝えた。
「子供さんの熱が高くて何度も吐いてるんですって…」
信郎が心配する中、梅子は往診に出かけ、夜中の二時過ぎに帰ってきた。
しばらくして太郎が泣き出し、信郎は梅子を起こそうとするが梅子は目を覚まさなかった。
「どうしたの?」
心配した芳子が梅子の部屋に入ってきて信郎に尋ねた。
「梅子が起きないんです」
「往診で疲れたんでしょ…昼間は学校の健康診断があったから(笑)」
芳子はミルクをあげるために太郎を一階に連れて行った。

翌朝、梅子と信郎はは不機嫌な様子で朝食を食べていた。
「起こしてくれれば良かったじゃない」
「起こしたけど起きなかったんだろ?」
「全然聞こえなかった」
「しかし、よくあの泣き声でねてられるな」
「疲れてたのよ(笑)」
芳子が梅子をフォローした。
「ごちそうさまです。仕事いってきます…」
食べ終えた信郎は不満そうな顔で仕事へ向かうのだった。

>やっと小学校の健康診断が終わって一段落した頃
小学校の健康診断で休んだ子供達を養護教諭が連れて来る。
「こんなに!?」
梅子は一斉に診療所に入ってきた子供達を見て驚いた。
「みんな!ちょっとしずかにしてくれるかな!?」
子供達は病院中を駆け回って騒いでいた。

子供たちの健康診断をしていると口を閉ざした男の子・中井紀夫の順番になった。
紀夫について相沢は微熱があることを梅子に伝えた。
「じゃあ、ちょっとお口をアーンして」
梅子は紀夫に口を開けるように促すが則夫は口をあけなかった。
「その子、学校でもそうなんです…」
付き添いで子供達を引率していた女性の養護教諭が困った様子で伝えた。
養護教諭は則夫に次の生徒と代わるように指示したとき、梅子の叔父・陽造が現れた。
「何か取り込み中みたいんだな(笑)」
「…今、手を離せないから、ちょっと家で待ってて」
「お、おうそうだな(笑)」
>何やらやっかい事を抱えそうな梅子です。

『梅ちゃん先生』第135話の感想とレビュー

校医エピソードが始まり、何かとても新鮮です。
こういった町医者ならではのシーンがあると個人的には凄く楽めます。
ただ、信郎の『2人で頑張って育てて行こう』って言ってるのに、信郎が子育てに参加しているシーンがないのが残念。結局、何もしないで不機嫌になる口だけの男に…
亀吉が突然亡くなったのは信郎の仕業というブリキの玩具と一緒のパターンっぽいし…。
そんな中、弥生と山倉がタイミング悪く、病院をしばらく手伝えないと言い出しましたが、「話があるの…」って弥生が切り出したときには「結婚?」と一瞬驚きました(笑)

PR