連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月4日火曜日

梅ちゃん先生 第134回 あらすじと感想(9月4日放送)

第23週『みんなの宝物-第134回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子も子供も寝てると芳子が下村家に来ていた幸吉や建造に知らせた。
「こうなると次は名前だな!名前は俺が決めてやるからな!」
先ほどから子供の名前を考えていた幸吉が言った。
「なんでお前が!?」
建造は幸吉の提案に待ったをかけるが幸吉は安岡家の跡取りだから当然と主張する。
「漢字を知らないだろ?どうせ関取などの名前をつけるに決まってる!」
「じゃあ、双葉山ってつけるよ!安岡双葉山!」
「おかしいだろ!!(怒)」
収集がつかないので建造は幸吉に互いの名前から一文字づつとろうと提案する。
「それが公平でいいかもね!」
周りにいた和子や芳子達が建造の提案に賛成した。
「何だか気持ち悪いな…幸吉とそっちはなんだっけ?」
「建造だ!人の名前くらい覚えておけ!」
「建造って言うのか?それで建造物みたいな顔してるのか?」
その後、幸吉は『幸造』という名前に決まりだと主張した。
建造は、順番に不満を言い、孫の名前は『健吉』だと主張する。
その会話を困惑気味に聞いてたいた信郎が割って入った。
「あ、あの!…名前は梅子と相談して決めます!」
建造と幸吉は信郎の意見に納得した。

― 信郎は部屋で赤ん坊と一緒に横になっている梅子に名前について話した。
「で、どうする名前?」
「名前か…少しは考えておけばよかったね。大体、名前はどうやって決めるの?」
「別に決まりは無いだろ…世の中にはいい加減につけた名前もあるしな」
「私の梅子って名前もそうよ。上が松に竹だから次は梅だろって適当に」
「適当ってことはないだろう(笑)それなりに考えた上でつけたんじゃないのか?」
その時、部屋に芳子が着替えを持ってきた。
「梅子、入るわよ」
「…お母さん、私の梅子って名前ってどうやって決めたの?」
「梅子を出産してすぐにお父さんが『梅子に決めたから』って…『松子に竹夫だから次は梅子でいいだろう』って、私も『そうね~』っていって…どうかした?」
「ううん。いいの(苦笑)」

翌日、下村家の縁側で信郎は光男に名前について尋ねてみた。
「…そんな事オラに聞かれても」
「別に光男に名前を考えてくれって言ってんじゃねえよ。ほらお前、色々本読んで知ってんだろ?名前の参考になるようないい言葉とかないか?」
「じいさまが言ってました。『大功を成す者は衆に憚らず』…大きな事を成し遂げようとする人はいちいち人に相談しないで自分で決めるってことです」
「…そうだな」

>梅子と信郎は夜中までかかって赤ん坊の名前を考えていました。
信郎が筆で何枚も名前を書いて梅子に見せていたので部屋は紙だらけになっていた。
「親としての初めての大仕事だな…仕事と言えば、梅子、いつから仕事に戻る?」
「一月くらいしたら。患者も待ってるし」
「俺達、2人とも仕事持ってるからって子育てをお母さん達に任せっきりにしたら何だかこの子が可哀想だな。俺も仕事忙しいけどできるだけ手伝うから2人でこの子、育てて行こうな。「うん。ありがとう」
梅子と信郎は、寝ている子供の顔を愛おしそうに見た。

>次の日曜日、梅子と信郎はみんなに集まってもらいました。
「それではこれから息子の名前を発表します!…これです!!」
集まった竹夫や松子、下村家の人々に信郎は『太郎』と書いた紙を見せた。
太郎という名前をどういう風に考えたかを建造が尋ねた。
信郎と梅子は、信郎の名前から一文字とり、庭の梅の木のように太く大きく成長するようにそういう願いを込めて命名したと説明した。

すると芳子が梅子に自分の名前はイヤだと思っていたのではと質問した。
「…本当は、いやだった」
梅子の返答に建造は驚く。
「だって梅って松や竹より下って感じで劣等感持っていたの」
「ちょっと待て!梅が松や竹より下とはどういうことだ!?」
建造がたまらず会話をとめた。
隣に座っていた幸吉がうな重でも何でも松竹梅の順に値段が安くなると言い出す。
「ふん!学のない人間はこれだから困る。冬の寒さでも緑を保つ松、雪の重さにも負けずにすくっと生える竹、そして寒さの中で華を咲かせる梅。これら中国では『歳寒三友』といい清廉潔白な生き方の例えとされている。松竹梅に上下の順番などない!」
「…それじゃ、お父さんは中国の話にちなんで松竹梅子と名付けたんですか?」
芳子が目を点にしながら尋ねてきたので建造は呆れた。
「え?…お前もわかってなかったのか?」
そして芳子に続いて梅子、松子、竹夫も初めて聞いたと言い出す。
「知ってるとばかり思っていた…」
「ちゃんと考えてつけてくれてたのね…ありがとうお父さん。」

子供の名前が太郎と決まると竹夫が報告があると立ち上がった。
「僕達、明日区役所に婚姻届を出します!」
「そうなの?おめでとう!!」
竹夫は式の代わりに写真をみんなで撮りたいと伝えると芳子達は静子の両親も呼んでお祝いをしようと言い出す。
それから数日後、静子の両親も参加し、下村家で写真撮影が行われた。

>太郎とすくすくと成長していました。
>梅子と信郎が決めた通りできるだけ2人で子育てをしようとがんばっていました。
>そして梅子は病院を再開。
>子育ての時間を確保する為に弥生と山倉に手伝いに来てもらっていました。
>こうして仕事に育児に大忙しの日々が始まったのです。


『梅ちゃん先生』第134話の感想とレビュー

医療シーンが本当に少ない…最近では、簡単な診察と子供の注射くらい…。
たまには急患くらい運ばれてきて欲しいものです。
で、梅子の名前について話していたので、松子の元彼の話題になって久しぶりに『梅の花は春一番!』のセリフが聞けるかと思ったら残念、全くのスルー。
あと建造の『歳寒三友』知りませんでした。
最近では建造と幸吉のアドリブだらけの口げんかが一番見ごたえあります。

PR