連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月31日木曜日

梅ちゃん先生 第52回 あらすじと感想(5月31日放送)

第9週『インターンはつらいよ』あらすじ(第52回)

「よし…屈伸運動をしろ」
「え?」
「いいから」
仕方なく梅子は岡部に言われた通り、屈伸運動をはじめ岡部は時計をみた。
その頃、外科では金子が検査室に行った梅子が戻ってこない事に気付いた。
「あのインターン遅いな…さては岡部さんに掴まったな」

「あ!…あ~!!…もう駄目です!」
梅子は屈伸運動に耐えられず倒れ込んでしまう。
「よーし!15分…内科の山倉が5分でへばったのに比べると上出来だ」
「…何なんですか?」
「長年、運動の健康作りの有効性を研究していてな。よーし、帰って良いぞ!」
しかし梅子は足が痛くて帰れないと返答した。
「じゃあ、休んで行け…下村と言ったな…あんた、下村先生の娘か?
「はい…」
「あの人はいつも仏頂面だが家でも、ああなのか?…ん?」
返事が無いので岡部は振り返ると梅子は寝息を立てて寝ていた。

― 目を覚ました梅子は、慌てて外科に戻ろうとする。
看護婦に廊下を走らないように注意されるとそこで偶然、安岡幸吉に出会う。
「おう!梅ちゃん!」
「おじさん、まだ通院してるの?」
「梅ちゃんの親父の下村大先生がなかなかいいって言わないからよ。梅ちゃん、あのインターンとかいうのやってんだってな?梅ちゃんがこんな格好してるの初めて見たよ(笑)」
幸吉は嬉しそうに梅子の白衣姿を眺めた。
「ごめん!今、時間ないの~!」

梅子が再び早歩きで外科に戻ろうとすると、すぐに一人の男性患者に呼び止められる。
「あの!あんた…下村先生の娘さんなんですか?」
「はあ…」
男性患者・篠田が半ば強引に病室に連れてきたので梅子は、申し訳なさそうに断わった。
「…私、内科のことならわかりませんけど?」
「ちょっと頼みたい事があるんだ。あのさ…下村先生、本当の事言ってくれないんだよもう長くないんだ…だったらいつまでもつか教えて欲しいんだ」
「…どうしてそんな事、わかるんですか?」
「だって、症状が前に聞いた肺がんと一緒なんだよ…咳はでるし胸は痛むし」
「それは医者が判断する事です!」
「判断しても本人には黙ってんだろ?ゴホ、ゴホ…」
「それは…」
梅子は言葉に詰まってしまう。
「俺は、やらなきゃ行けない事があるから。な!頼む!」
篠田は梅子に頭を下げるが他の看護婦が声をかけてきたので篠田は誤魔化した。

― 家に戻った幸吉は作業をしている息子・信郎に病院で梅子と会った事を報告した。
「病院に行ったら梅ちゃんがいたよ!梅ちゃん大したもんだよ、白衣なんか着ちゃって!もう立派な先生って感じだったぜ!(笑)」
その時、幸吉は作業台を見て、信郎の仕事が進んでいない事に気がついた。
「ああ、それだ駄目だ。セットネジはうちの機械じゃ無理だろ?」
信郎は注文書を片手に平然と言った。
「んなことねーよ!見とけ!!」
幸吉は椅子に座ると旋盤でネジを器用に削り始めた。
「ほら見ろ!できんじゃねーか!やらずに文句ばっかり言ってんじゃねーよ!機械が悪いみてーによ!…こんな注文、もっと良い機械がある工場なら簡単にできる…けど、あの人は俺達の所にも仕事回してやろうって持って来てくれたんじゃねーか!」
「お情けで仕事貰うような工場なら何の意味があるんだよ…」
「なんだと!ばかやろう!(怒)向こうが大変な時に何度も助けてやったからじゃねーか!
こんなちっぽけな工場でもな、ちゃんと役割ってもんがあんだよ!そんな事も分からなかったら辞めちまえ!」

― 梅子が着替えてると弥生が明日、雪子達と近況報告の会合に誘われる。
梅子は遅れても行きたいと弥生に伝えるが、その時、外科講師の金子が宿直に入るように梅子に命じるのだった。

― 翌朝、遅めに起きた梅子は居間にいくと母・芳子と祖母・正枝がいた。
「おはよう、今日は随分遅いのね?」
「今日は宿直だから、出勤はゆっくりでいいの」
「大変ね…若い女の子が、大丈夫なの?」
「…医者に女も男も関係ないから」
すると出勤準備をしようとしていた姉・松子が話に入ってきた。
「私も、もうしばらく結婚しないで頑張ってみようかな。医者に男も女も無いなら会社員も同じでしょ?」
松子と梅子は微笑みあった。

>急患に昼も夜もありません。宿直は医者にとって避けては通れない仕事です
その晩遅く、出血した男性が病院に運ばれてくる。
梅子は緊張しながら脈を測ったり手伝いをするのだった。
治療を終え、梅子は待合室でメモをとっていると、患者の篠田がパジャマ姿で現れた。
「交通事故は助かったのか?」
「はい、なんとか」
「ああ!よかった!もうじき死ぬ奴がそんな事を言うのは変か(笑)」
「またそんなことを…消灯時間、過ぎてますからもう寝てください」
「寝てなんかいられないよ…」
そして篠田は梅子に身の上話をしはじめた。

「俺、田舎に女房と子供を残して出て来たんだ」
篠田は、出稼ぎのために東京に出て来たがすぐ仕事を辞め博打をして今の状態になってしまったことを自虐的に笑った。
そして今になって生命に保険に入っていたことを思い出したことを梅子に言った。
「迷惑かけた女房と子供に楽させてやれる…」
「奥さんや子供さんとは?」
「もう会うつもりはない。会わせる顔ないよ。俺が死んだら遺骨と保険金を一緒に渡してもらおうと思ってる」
「死ぬって決めつけないでください!生きる希望を持ってください!!」
「月並みな事をいうなよ(笑)生きて働いたって人生たかが知れてる…医者は病気の事だけ考えてればいいんだよ!」
>梅子の中に次第にこの男の為に何かしてあげたいという気持ちが芽生えてきました

『梅ちゃん先生』第52話の感想とレビュー

昨日の終盤で現れた検査室の岡部氏…血でも抜くのかなと思っていたんですが、予想外のスクワット運動ならぬ屈伸運動のデータ収集。
そんな中、衝撃の証言『山倉5分』(笑)…確かにヘタレすぎです。
ノブのヘタレにもクローズアップされていて、明日当たり予告の『ノブの弱虫!!』が聞けるんじゃないかとわくわくしています。で、たぶんその後、ノブ覚醒(笑)
松子、竹夫のエピソードがないおかげで、梅子のインターンの奮闘が描かれていいですね。城南医専の時は、勉強すっとばしてましたからね。気のせいか、幸吉の言うとおり、白衣が少し様になってきたような(・ω・)bグッ
先日、同じく朝ドラを見ている友人と話す機会がありまして、その友人も前ドラマ『カーネーション』も面白かったが『梅ちゃん先生』も今週からジワリジワリと面白くなってきたと感想を言ってました。

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