連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月1日水曜日

梅ちゃん先生 第105回 あらすじと感想(8月1日放送)

第18週『大切な人-第105回-』あらすじ(ネタバレ)


ケガの診察に来た信郎は梅子と同じ今度の日曜日に見合いをする事を聞いて驚いた。
「俺と同じだ。…こんな本なんか読んでやるき満々だな(笑)」
信郎は梅子の机にある『お見合いの心得』という本を読み始めた。
梅子は看護婦の相沢から読めと言われて渡された事を信郎に説明し、興味深そうに中身を読む信郎に先に読んでもいいと伝えた。
「いいよ、こんなの!」
「私もいいのよ」
「お前が『読めっ』て言われたんだろ?」
「先に読んでよ」
「漢字がいっぱいあって読めねえんだよ」
「漢字の勉強になるじゃない」
その時、梅子は相沢の強烈な視線に気がついた。

― 梅子の兄・竹夫が松子と梅子の見合いについて電話で話していると新しく事務員として働いていた元・坂田医院の野島静子が竹夫に声をかけてきた。
「竹夫さん、電話です」
竹夫は、松子との電話を切ると静子のデスクに行き小声で静子に伝えた。
「『竹夫さん』はないだろ…『社長』って呼べよ」
竹夫に注意されるが静子は全く反省していない様子で竹夫に謝った。
「すみません、社長」(´、ゝ`)

梅子は、早野新造の往診が終わると新造と妻・妙子の結婚の経緯について質問した。
「ハッハッハ!そりゃまた古い話だな(笑)」
「どうしてそんなことを?」新造の妻・妙子が不思議そうに梅子に質問した。
「い、いえ別に理由は…」
梅子は誤魔化そうとするものの相沢が横から答えた。
「先生は今度お見合いなさるんです」
「そうなんですか!?」
「え…ええ…(汗)」(;´Д`A ```
妙子が見合いで結婚したと打ち明けたので梅子はお互いの決め手について質問した。
「私は船乗りでしたから港に女がいましてね、でも年貢の納め時だろうと思って…」
「私だって女学校の前で男性が列をなして待っていたものよ(笑)」
「古い話だから言いたい放題だよ(笑)しかし、こうして笑ってられるのもこいつのおかげですよ。長い間お互いを大事に思ってやってこれたんだ。結婚して良かったって事ですよ」

>そして次の日曜日、梅子と信郎がそれぞれお見合いをする日がやって来ました。
幸吉、和子、信郎は緊張した面持ちで見合い相手が来るのを待っていたがなかなか姿を見せないので幸吉は苛立ちを覚えていた。
すると隣の部屋から聞き覚えがある声が聴こえたので幸吉は襖に耳を当てた。
「シッ!隣!梅ちゃんのお見合いだぞ!」
最初は我慢していた和子と信郎だったが幸吉の反応を見て我慢できなくなっ幸吉と同じように襖に耳をあて、梅子達の見合いの様子を聞くことにした。

梅子は大学病院を辞めて開業した経緯について説明していた。
「人にお節介ばかり焼いて…」
近所の人達に役に立ちたいと開業した梅子を建造と芳子が笑った。
「面倒見の良い方なら結婚相手にうってつけだな、なあ浩介?」
相手の父親と息子が満足そうに頷くが梅子は釈然としない様子で話し始めた。
「そうでしょうか?私…結婚には向いてないのかもしれません。昨日、患者さんのご夫婦とお話をしたんです。そのご夫婦はお互いに凄く信頼し合っていて…結婚って一人の人を一生を懸けて大切にして愛していくものなんだなって思いました。でも医者は患者さん皆を大切に思って幸せを願う仕事です。一人の大切な人が出来た時に患者の皆さんを大切にできるのかなんだか心配になってしまって…」
「あなたの考えだと医者は独身を通さなければいけない事になってしまいますな(笑)」
「おかしいということはわかってます。でも…」
「こんな所で言う事か!」建造が梅子を制止させた。

一方、部屋に向かって走ってくる足音が聴こえたので幸吉達は慌てて自分達の席に座った。
しかし現れたのは和也と康子で、2人は部屋に入ると同時に土下座した。
「…実はあの…工場っていうからもっとでっかいところだと思ってたんだって」
康子は信郎の見合い相手が断わってきた事を幸吉達に伝えた。
「ばかやろう!何言ってんだよ!!…やってられるか!酒だ!」
幸吉は立ち上がって大声を張り上げると酒を注文し始める。
「なんだか声に聞き覚えがあるような気が…」
隣の部屋から聴こえる声に芳子がいぶかしんでいると、ビールを立ったまま飲もうとする幸吉とそれを止めようとした信郎がもつれて襖を倒してしまう。
突然、襖が倒れて信郎達が現れたので梅子達は驚いた。
「ノブ!」
「お前達!何をしている?まさか人の見合いを邪魔する為に!?」建造が激怒した。
「んなわけねーだろ」倒れた襖に座ったまま幸吉が答え、蒲田で見合いをするといったらこの店くらいだと説明した。
「見合いなんかしてないじゃないか!?」( ゚Д゚)
「うるせえな!ばかやろう!」(`Д´) 
幸吉の妻・和子は建造たちに謝まり襖を直しにかかった。

すると見合い相手の山崎浩介が吐き捨てるように小声で言った。
「全く…下品な人達だ…」
そして話題を梅子の開業医についての話に戻した。
「いずれ、医院を山の手に移されたらどうですか?」
浩介の父親も機嫌よく援助すると言い出すが梅子は立ち上がって見合い相手を睨んだ。
「お断りします!・・・「この人達は私の大切な人達なんです!私が医者になれたのも医者をやっていられるのもこの人達のおかげなんです!みんなに謝って下さい!」
山崎浩介は梅子の迫力に圧倒されながらも襖を直す信郎達へ向かい頭を下げた。
「…失礼しました」
建造が梅子の名前を呼ぶと梅子は我に返った。
「す、すいません!!」

『梅ちゃん先生』第105話の感想とレビュー

信郎、見合いする前に断われるなんて…ちょっと新しい展開。
『たぶん二人共見合いが上手く行きそうになって、お互いの気持ちに気がつくんだろうな…』なんて思っていただけに、自分的には今日の話は楽しめました。
和也のジャンプしながら空中で土下座してそのまま着地するという技も笑えた(笑)
なんか久しぶりに梅ちゃん先生らしいコントを観たような気がしました。

PR