連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月25日火曜日

梅ちゃん先生 第152回 あらすじと感想(9月25日放送)

最終週『上を向いて歩こう-第152回-』あらすじ(ネタバレ)

来院していた女性患者が診療所に来る患者が少なくなったと残念そうに梅子に言った。
「これまで世話になってきたくせににねぇ…」
「気になさらないで下さい。お大事に(笑)」
その女性患者と入れ違いに死にそうな顔をした山倉が診療所に現れる。

「こうなったら梅子さんに頼るしか無いとおもって恥をしのんでやってきたんだ。実は、弥生さんが結婚するって言い出したんだよ」
「え!?誰と?」
「誰かと。…彼女のお父さんが引退するまでに内科医を探して結婚すれば旦那に医院を継がせて自分は大学を続けられるって」
「ああ。それ、私が言ったの。そうしたらって」
「そうなの?…ひどいよ。どうして『山倉さんがいるじゃない』って言ってくれなかったのかな…」
「え!?…もしかして…そうだったの?」
「そんなに意外かな?…僕は開業医になるのも悪くないと思っているし、弥生さんとは長い付き合いだから良い所も悪い所も知り尽くしている。悪い組み合わせじゃないとおもうんだけどな…いや、知り尽くしてるから駄目という事もある」
「ううん。私だって幼なじみのノブと結婚したし…」
「でしょ!?ちょっとは検討の余地はあるんじゃないかな?」
「好みとかもあるし…」
「彼女は僕の事、全く眼中に無いみたいなんだ。梅子さんはどう思う?僕は弥生さんに取って相応しくないと思う?」
「山倉さんは昔と比べたら随分大人になったというか…失礼な言い方してごめんなさい」
「僕もそう思うよ!梅子さんのお姉さんに結婚を申し込んだり、君にプロポーズするような無神経で常識はずれな山倉真一はもう過去の存在なんだよ!弥生さんのお父さんが引退するまであと三ヶ月しかないんだ!」
山倉が梅子の目を見つめてくるので梅子は根負けしてしまう。
「わ…分かった。私がなんとか弥生さんにはたらきかけてみる…」
>梅子はまたやっかい事を抱えてしまいました。

夜、梅子に康子の店に呼び出された弥生は用件とは広志の事かと梅子に尋ねる。
「え!?…広志君が何か?」
「…実はね、ライバル会社に出し抜かれて仕事が駄目になったみたいなの。挽回しようと必死になって…そういうのに付け入るバカな医師がいて…毎日、論文集めやらされているの…それをやれば新しい薬を採用してやるとでも言われているんでしょうね…」
弥生は会社の成果の為にそこまでやる必要があるか疑問だと梅子に言った。
「何かムキになっているように見えるのよね~」
それを聞いた梅子は弥生に今の広志をみていると出会った頃を思い出してしまうと伝える。
「…お父さんやお母さんを亡くして独りぼっちになって自分を守る為に心を閉ざして…」
「でも梅子と会って、元気になって水戸の叔父さんの所へ行ったんでしょ?」
「明るく生きようと必死だったと思う。でも、もしかしたら心の中は…」
弥生は梅子なら広志に何か言ってあげられるんではと梅子に言った。
「…それで梅子が私に話があるって言ってたのは何?」
「うん…今日はいい」
>梅子は弥生から広志の話を聞いて山倉の事を話す余裕がなくなっていました。

梅子が帝都大学付属病院の資料室に入ると広志が論文集めをしていた。
梅子を見て動揺する広志に梅子は弥生から論文集めをしている事を聞いたと伝えた。
「そんなことしなくちゃいけないの?それが患者さんの為になるの?」
「そうです。会社で給料を貰っている以上、売り上げを上げていかなくてはいかないんです。それにうちの薬を使ってもらえるようなれれば結果的に患者さんのためになるんです。」
「…私が松岡さんの治験を邪魔するみたいな事をしたせい?」
「関係ありません」
すると資料室に広志に論文集めをさせている医師が入ってきた。
「そろそろできましたか?…君はえっと…ああ、下村先生のお嬢さん」
「どうしてこんな事をさせているんですか?製薬会社の人に雑用を押し付けるなんて…」
「彼が何でもいいからやらせてくれと言ったんだ。私も忙しいんでね、彼が薦める薬にも関わる論文を集めてもらってるだけだよ」
「でもこれは彼の仕事ではありません!」
梅子と医師が問答していると広志が大きな声を出した。
「帰って下さい!!」
「広志君…」
そして広志は再び、論文を書き写し始めた。

仕方なく梅子は帰ろうと廊下を歩いていると山倉と遭遇する。
「弥生さんに話してくれましたか?梅子さんに呼び出されたって帰って行ったから(笑)」
「あの…それは話してないの…ごめんなさい。もうすこし待ってて」
そう言って足早に去っていく梅子の後姿を見ながら山倉が呟いた。
「あと三ヶ月しかないんですよ…」

― 夕方、診療時間が終わると相沢が来院した患者の数を梅子に報告する。
「今日の患者さんは三人だけでした。…とても医院を経営していける数ではありませんね」
梅子は返す言葉もなく、相沢の言葉をじっときいていた。
「こういう時は従業員を切った方がいいと思います」
相沢がしばらくの間、自宅待機すると言い出したので梅子は慌てた。
「え!?…そんな、まってください!!」
「私を解雇してお婆様に手伝っていただければなんとかやっていけますから!」
「そんな事をいわないでください。太郎もいますし、いていただかないと困ります!」
梅子と相沢が診療所の入り口で問答していると広志が現れる。
「先日、切らしていた抗結核剤のサンプルをお持ちしました」
「急ぎじゃないのに…ありがと(笑)」
広志は試供品を梅子に手渡すとよろけてしまう。
「大丈夫?…熱があるわ。無理して仕事をしたからでしょう」
相沢と梅子は広志を診察台に寝かせ、診察をおこなった。
「…過労よ。ちゃんと寝ないと。御飯もしっかり食べてる?」
「はあ…はあ…梅子さん、言いましたよね?『生きるのよ』って…ウソだ…ウソだ!」
広志は大声を出すと、勢い余ってベッドから落ちてしまう。
「広志君!広志君!!大丈夫!広志君!?」

『梅ちゃん先生』第152話の感想とレビュー

信郎の新幹線のくだり、相変わらず細かい説明ありますが、内容は1分ほどだったでしょうか。個人的には今日くらいの分量で充分だと思いました。きのやんと光男はセリフが無かったですがいいんです。
山倉も弥生とのゴールへと頑張ってますが、スペシャルがやるってことは今週はケリつかないんでしょうかね。

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